記録的な高騰が続いていたキャベツの価格が下落。
ピーク時の4分の1まで下がりました。

サックサクの揚げたてトンカツ。
その名脇役といえばキャベツの千切りです。

「かつ吉 水道橋店」では、「トンカツのいいところはキャベツで野菜がとれる」「キャベツはさっぱりするんで、いくらでも食べられる」「トンカツは脂っこいものなので、(キャベツは)必須じゃないですか、さっぱりしてて」などの声が聞かれました。

とんかつが来る前にキャベツを食べきってしまうお客さんもちらほら。

すると「キャベツおかわりください」というリクエストに応え、店員が山盛りのキャベツを手に客席へ。
そう、こちらのとんかつ店「かつ吉」ではキャベツが無料。お客さんも大歓迎のサービスです。

50代:
キャベツが高いと自分で買えないから、だから外で食べる機会が多くなりました。

2025年1月には1玉1000円を超える店が出るなど、主な産地での天候不順などの影響で記録的な高騰が続いていたキャベツ。

多い日で1日30玉のキャベツを使うというこの店も、キャベツのおかわり無料にさぞかし苦労したのでは?

かつ吉 水道橋店・品川勝巳店長:
高いとき1ケースで5000円以上、今は1900円ですね。少しずつ50円ずつ下がってきて、気がついたらこんな一気に下がってうれしいです。(Q.ニヤニヤが止まらない?)止まらないです。

笑いが止まらないほどキャベツの価格が下がっている?

8日、農林水産省が発表した主な野菜の平均価格で、キャベツは1kgあたり311円。
2024年11月以来、20週ぶりに平年の2倍を下回ったのです。

キャベツの一大産地、愛知・豊橋市の畑では大きなキャベツが次々と収穫されていました。

キャベツ農家:
できは今のは良いですよ。例年通り、やっぱり(2024年)夏場暑かったのが伸びるに伸びなかった。

1月中旬に1玉800円で販売していたスーパーでは、8日、キャベツが1玉税込み214円で売られていました。
価格はピーク時の約4分の1。

なぜ、ここまで値が下がったのでしょうか。

新鮮市場いせや・福丸明男社長:
(2024年)12月は雨が少なくて発育が遅れてしまいまして、(2025年)1月に入って雨が降って、3月になって暖かい日が多かったので、入荷量が増えて、今は値段が安定して安くなっている。

東海テレビ
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