今年度開校した宮城県大崎市の鳴子小中学校で4月9日、初めての入学式が行われました。南三陸高校では全国から集まった新入生を歓迎する入寮式が行われ、親元を離れての生活がスタートしました。

体育館で行われた入学式では、新入生7人が上級生と手をつないで入場しました。
鳴子小中学校は児童・生徒数の減少を受けて、鳴子温泉地区の小学校3校と中学校1校の再編統合により、この春、小中一貫の義務教育学校として開校しました。式では、簗田智志校長が「毎日が楽しい学校になるようにしていきましょう」と祝いの言葉を贈りました。

新1年生(Q.どんなことが楽しみ?)
「みんなと遊ぶの」
「遠足」
新1年生(Q.友達は何人ほしい?)
「5人です」
新1年生(Q.何か頑張りたいことがあったら教えて)
「引き算」

鳴子小中学校では今年度一期生として、小学生と中学生合わせて167人が新しい環境で学びをスタートします。

一方、生徒の全国募集を行う南三陸高校では4月9日、県外からの新入生を対象にした学生寮の入寮式が行われました。今年度から寮に入ったのは、東京や埼玉、新潟などから入学した9人で、式では佐藤仁町長や上級生などが参加し、新入生を歓迎しました。

南三陸町 佐藤仁町長
「1期生2期生がみんなの相談に乗るし、面倒を見ると思うので、遠慮なくぜひ相談してほしい」

学生寮は全国募集にあわせて町が整備したもので、1人1部屋の個室タイプには、エアコンやテレビ、風呂、トイレが備えられています。

新潟から
「地域復興や環境保護に興味があるので、ここでそのようなことにつなげられるように学んでいきたい」
埼玉から
「将来的には4年制の大学に進んだ後、南三陸町の町役場で公務員として働きたい」

新入生9人は親元を離れて、4月9日から新たな環境で生活をスタートします。

仙台放送
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