アメリカのトランプ政権で、日本との関税交渉を担当するベッセント財務長官は8日、交渉の見通しについて「楽観的だ」と語りました。
ベッセント長官は首都ワシントンにある在米日本大使公邸で開かれたイベントに出席し、「日本を初めて訪れたのは1991年で息子も日本語を勉強中だ」と述べ親日家としての日本への思いを語りました。
その後、記者団の取材に応じ、日本との関税交渉の見通しについて「とても楽観的だ」と述べるとともに交渉の仕方については公にはしない考えを示しました。
さらに日本との関税交渉を担う担当閣僚に指名されたことについては「日本とアメリカの課題を良く知っているからだ」と説明しました。
ベッセント氏は7日、日本との関税交渉について「日本は非常に早く交渉に名乗りを上げたので優先される」と述べ、各国が協議を求める中で日本とは優先して交渉に取り組んでいく考えを示しています。