相互関税の発動を目前に国会では、アメリカとの交渉を担当する赤沢経済再生相が、協議に全力で臨む姿勢を強調しました。
維新・伊東信久議員:
トランプ政権との協議について、ディールと言っていますけれど、今後の交渉材料についてどのようなことを検討しているか。
赤沢経済再生相:
対米協議の担当閣僚として、何が我が国の国益に資するのか、あらゆる選択肢の中で何が最も効果的か考え抜いて、最優先で全力で取り組んでいきたい。
赤沢経済再生相はこのように述べ、具体的な交渉カードについては言及を避けました。
また野党議員は、為替の協議を担当する加藤財務相に強い姿勢での交渉を求めました。
立憲・末松義規議員:
報復関税を唱える中国や欧州など、勇気のある国だと思います。今のゲームはチキンゲームなんですね。ビビった方が負けと。大臣、日本はどうされますか?
加藤財務相:
措置の見直しを強く申し入れていく。一番大事なことは、いかに日本の国益を守っていくか、そのためにどういう道筋があるのか。ここに尽きるんだろうと。
加藤大臣はその上で、EU(ヨーロッパ連合)など各国とは日ごろから連携していると説明しました。