不登校の中学生たちが自分のペースで学ぶことのできる福岡市の特例校が、4月24日の開校を前に報道陣に公開されました。

公開されたのは福岡市早良区の百道松原(ももちまつばら)中学校です。

市内では初めてとなる「学びの多様化学校」で、教育センターの本館3階と新館2階に設けられ、さまざまな事情で学校に行きづらさを感じている生徒が自分のペースで学ぶことができます。

職員室は生徒たちの登下校を見守ることができるようガラス張りになっていて、図書室にはリラックススペースが設けられるなど、さまざまな工夫がなされています。

◆百道松原中学校 廣瀬知己校長
「不登校を経験した子供たちが『改めてリスタートをして、学校生活を送りたい』という願いを込めて入ってくるので、その子たちといい一歩を踏み出せるような学校を作っていきたい」

通常の学校と比べ教員の数は1.5倍で、登校時刻を1時間ほど遅らせるなど時間にゆとりを持たせて授業を行っていくということです。

テレビ西日本
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