鹿児島県内の公立の小学校の入学式は7日に行われますが、早くも2026年の新1年生を対象にしたランドセル商戦が始まっています。
現在のランドセルはどのような特徴があるのか、そして購入者の傾向は。
鹿児島県姶良市の商業施設を取材しました。
4日から姶良市のイオン姶良店で始まったランドセルフェス。
イオンが開発したオリジナルブランドや国内約20のメーカーが手掛けたランドセルがズラリと並んでいます。
ランドセル選びの大きなポイントが「色」。
実際に使う子どもたちの最近の好みやこだわりを、イオン姶良店の園田剛士さんに聞きました。
イオン姶良店 キッズ主任・園田剛士さん
「女の子に人気なのはパープル系、ピンク系、薄めのカラー。男の子は黒ベースにエッジがブルー、赤、ゴールドが人気があります」
色はもちろん、メーカーが力の入れているのがランドセルの機能性をアップさせることです。
こちらのランドセルは、より多くの教科書やノートを入れられるよう、奥行きが一般的なものより1センチほど深くなっています。
さらに…
イオン姶良店 キッズ主任・園田剛士さん
「真ん中のマチ(奥行きの長さ)は通常3cmだが、品物が多い時は最大8cmまで伸びる。ランドセルの中に荷物をたくさん入れた方が手荷物が少なくなって歩きやすく、子供の歩く姿勢にも良いということで、大容量のランドセルも要望が多くなっている」
親の立場で気になるのは価格です。
こちらのブースでは、税込2万7500円から8万8000円までの商品が並びます。
イオン姶良店 キッズ主任・園田剛士さん
「色々なものが高騰して節約志向がある中で買いやすいプライスが全国的に欠落していたので、メーカーとタイアップしてイオンで取り組んだ」
世相を反映し、これまでどのメーカーもあまり出していなかったとされる、税込5万円台のものも開発されたそうです。
小学生にとって6年間の相棒となるランドセル。
園田さんは、2026年4月の入学式を見据え、ランドセル選びをじっくり楽しんでほしいと話します。
イオン姶良店 キッズ主任・園田剛士さん
「ランドセルは6年間背負うし、一生に1個しか買わないものなので、じっくり店頭で背負って、自分に合ったランドセルを選んでほしい」
イオン姶良店ではランドセルフェスを5月以降も定期的に開催することにしています。