太い“輪”のようなものが首にはまった野生のキツネ。

 北海道東部の中標津町で見つかり、心配した地元の住民たちが助けるために動きました。

 果たしてキツネはどうなったのでしょうか。

 雪の上にたたずむ野生のキツネ。

 その首には灰色の、太い“輪”のようなものが見えます。

 このキツネは3月、中標津町で見つかり、心配した住民から町内のボランティア団体に相談が寄せられていました。

 「小型の箱罠を(キツネを保護するために)役場から借りた。(キツネは)少し弱っていた」(中標津ぷろてくと和田泰弘代表)

 団体はキツネを保護し、地元の動物病院で麻酔をかけて輪を切除。

 すると首にはまっていたのは、直径7.5センチほどの水道工事などで使用されるパイプでした。

 「最悪の事態を免れたのでそれが一番だと思う」(和田さん)

 その後、キツネは無事に山に戻っていきました。

北海道文化放送
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