「命を守り支える」という強い思いを胸に一歩を踏み出しました。秋田市の看護大学・短期大学で2日、入学式が行われました。学校の名前も変わり、学生とともに新たなスタートを切っています。
秋田市の日本赤十字東北看護大学。「東北で唯一の赤十字の看護大学」を強調しようと、2025年度、日本赤十字秋田看護大学から校名が変更されました。
また、短期大学は、介護福祉分野について学べることを明確にするため、介護福祉短期大学部に名前が改められました。
2日は校名が変わってから初めての入学式が開かれ、大学・短期大学・大学院に合わせて118人が入学しました。
式では原玲子学長が「仲間とのつながりをつくり、創造的な看護や介護のあり方を探求し、充実したキャンパスライフを送ってください」と激励しました。
そして、新入生の代表が決意の言葉を述べました。
介護福祉学科・大渕実愛さん:
「患者や利用者、その家族に信頼してもらえるよう適切に対応する必要がある。専門的知識・技術だけではなく、相手を思いやる心と態度を身に付け、人としても成長していきたい」
看護学研究科修士課程・佐藤里胡さん:
「あらゆる状況下にある女性に寄り添い、支えることができる助産師になることを目標に、常に向上心を持ち続け、助産学の発展に貢献できるよう日々努力を重ねていく」
少子高齢化が急速に進み、災害が激甚化する中で、看護や介護の分野に貢献できるよう新入生は成長を誓います。
女子学生:
「緊張しているが、これからこの大学で頑張るんだという気持ちが高まった。養護教諭になりたいので、それに向けて頑張りたい」
男子学生:
「山形から来て分からないことだらけだったが、早速少ない男子で仲良くなって楽しみしかない。地域との関わりや災害看護に力を入れたいので、ボランティアもやっていきたい」
新入生は7日から授業に臨み、将来の目標に向かって必要な知識や技術を身に付けていきます。