日本郵政は28日、増田寛也社長が退任する人事を発表しました。6月開催予定の定時株主総会後に正式に退任します。
日本郵政は増田社長の在任が5年を超え長期にわたっていることから、交替を模索していました。新しい社長には日本郵便の根岸一行常務執行役員が就任します。
日本郵政を巡っては、子会社の日本郵便が、ゆうちょ銀行の顧客データを本人の同意を得ず使用していたことが発覚していて、こうした不正利用の数は、約998万人分にのぼるとの調査結果を明らかにしたばかりです。また去年には、同じく子会社のかんぽ生命でも顧客データの不正利用が明らかになっています。
こうした中、日本郵便も千田哲也社長の退任と、後任の社長に小池信也常務執行役員が就くことを併せて発表しました。