全国各地で「春のような暖かさ」が続いている。
21日(火)は、東京都心で朝の最低気温が7.1℃と、3月下旬並みだった。
最高気温も各地で高く、名古屋では15.1℃と今年初めて15℃を超え、こちらも3月中旬並みとなった。
また、21日(火)に発表された「3カ月予報」を見ると、2~4月は広い範囲で平年より気温が高い日が多くなりそうだ。

こういった情報を見ていると、今年はもうこのまま寒い日はなくなっていく…?という気持ちにもなるが、25日(土)・26日(日)の週末から翌週にかけて、また強烈な寒気がやってくる。
しばらくは「春」が続く中に、突然「冬」がやってくる日が続きそうだ。
去年12月は寒かった…
2024年はそもそも、いつまで夏が続くのかという”異常な猛暑”のあとに、急に平年より気温が低い”極寒の冬”がやってきた。

そして、この早すぎる”春の陽気”。
この先、24日(金)ごろまで3月並みの暖かさが続くが、そのあとはまた“真冬の寒さ”に逆戻りしそうだ。
”強烈寒気”がやってくる
25日(土)は、降れば地上で雪となる目安の寒気が西日本の日本海側まで南下。

その後いったん北上するが、27日(月)から28日(火)にかけてまた南下して列島を覆う。

週明けは、西日本を中心に最高気温が一桁となるなど広く冷え込みそうだ。
その後「春の訪れ」は早そうだが…
21日(火)に発表された最新の「3カ月予報」によると、2月~4月は寒気の影響を受けにくいため、気温は北日本・東日本で高く、西日本で平年並みか高い見込みだ。

ただ、2月は一時的に寒気が南下する予想もある。
3月以降は平年より気温が高い日が多く春の訪れは早そうだが、もうしばらくは急な”真冬の到来”による寒暖差にご注意いただきたい。
【執筆:フジテレビ気象センター・川原浩揮 / 協力:日本気象協会・福冨里香】