未曾有の大災害をもたらした2019年の台風。各地で洪水や土砂崩れが起き、停電や断水など甚大な被害が発生した。

そんな中、注目を集めているのがホームセンター。ここ3年間の災害用グッズの売り上げは増加傾向にあり、2019年は2017年に比べて売り上げが倍増している。(※DCMホールディングス調べ)

最新の土のうにスマートフォン50台を同時に充電できる発電機まで…めざましテレビの「ココ調」班は、いざという時の強い味方となる進化する災害用グッズを調査した。

水で膨らむ 土を使わない土のう

今回は業界最大手のホームセンターで専門家立ち会いのもと調査をする。

災害危機管理アドバイザー和田隆昌さん:
防災用品といえばやはりホームセンターですよね。防災用品とうたっていなくても使えるものがいっぱいあります…

さっそく紹介してもらったのは「水で膨らむ土のう袋3枚入り1480円(税別)」。

普通土のう袋と言えば文字通り袋に土を詰めて使うモノだが、土を使わないこちらの新商品は見た目は薄い手提げ袋のようだ。

一見空っぽのように見える袋を水につけて待つこと約3分…高吸水性樹脂がたっぷり水を含むことで、ずっしり重たい土のうが完成した。重さはなんと約15kgもある。

東京都でも地域によって自由に持ち出せる土のう袋が用意されているが数に限りがあり、都会で土を調達するのが難しいことも課題だった。

それでは水で膨らむ土のう袋の防水効果はどうなのか?実際に設置して実験してみると水の侵入をしっかり防いでくれた。

災害危機管理アドバイザー和田隆昌さん:
通常の土のう袋だと隙間を埋めていく作業が意外と大変なんです。これは(側面が平面になるので)きっちり隙間が詰まるような感じになると思いますので防水性能が保たれます

1回の使い切りだが使用後の処理は2週間でペッタンコになるので簡単だ。

続いて見つけたのはブルーシート。大小さまざまなサイズがあり、その数は約50種類にも及ぶ。最も大きなサイズの「ブルーシート3000 10×10 8800円(税別)」を広げてみると10メートル四方の超巨大サイズだ。また売り場には銀色や、軽トラック用まであった。

軽トラックシートのようなものでも災害時に使っても大丈夫なのか専門家に聞くと…

災害危機管理アドバイザー和田隆昌さん:
それこそレジャーシートの小さいところを防止するのであればそれも使えますし、サイズに合わせるということはやはり少し大きめのを選ぶということがやっぱりすごく重要です

シートは補修箇所より少し大きめのサイズを選べば災害時に有効に活用できるということだ。

被災者が必要だと思うもの第1位モバイルバッテリー

被災者が答えたアンケートで最も必要だったものはモバイルバッテリーだった。災害時のモバイルバッテリーについて専門家は…

災害危機管理アドバイザー和田隆昌さん:
そもそもスマートフォンが災害時のサバイバルツールとして非常に重要になります。情報収集する、地図を使う、ライトにもなる…防災用品の中でも重要な位置を占めています

売り場にはたくさんのモバイルバッテリーが並んでいるが、一体どれを選べばよいのか専門家の意見は…

災害危機管理アドバイザー和田隆昌さん:
5000mAhとか1万mAhとかいろんなサイズがありますが、大容量のものですね

専門家が勧めるモバイルバッテリーの容量は1万mAh程度のタイプ。停電時でもスマホが3回から4回フル充電できるので安心感がある。

災害危機管理アドバイザー和田隆昌さん:
また、太陽光で充電できるソーラータイプのものもありますので、あるとより安心です

水を入れるだけでスマホを800台充電

また電力の確保といえば発電機。今までは燃料はガソリンが主流だが、カセットボンベの発電機「EU9iGB (エネボ)11万円(税別)」もある。使い方はカセットコンロ用のガスボンベをセットし、ツマミを回し、スターターの取っ手を引っぱるだけだ。カセットボンベ2本でスマートフォンを同時に約50台充電できる。

さらに10月発売された発電機「アクエネオス27万8000円(税別)」は、水を注いでスイッチを入れれば発電することができるという。海水、泥水、醤油など、とにかく水分であれば何でも発電できるというスグレモノだ。26リットルの水分で100時間連続発電可能で、スマートフォンが最大で800台充電することできる。水分を入れ替えれば半永久的に使うことが出来るそうだ。

また、水を使って発電できる乾電池「水電池NOPOPO 571円(税別)」は、付属のスポイトで水を入れれば電気が発生する。保存期間も一般的な乾電池は未開封で5年ほどだが、NOPOPOは20年保存可能という。

チューブ型の簡易浄水器で本当に水は綺麗になるのか?

2019年の台風被害では多くの方が断水で困っていたが、チューブ型の浄水器もある。

「ソーヤー1ガロン グラビディシステム5800円(税別)」はフィルターを交換する必要がなく、トータルで38万リットルを浄水することが可能だ。人が1日に必要な水が25リットルといわれているので、これ一つで約15万人もの飲み水を浄水することができる。

しかしどれほど水は綺麗になるのか?墨汁を入れて実験してみると、管を流れる墨汁は最初黒いままだ。

ところが墨汁を先ほどの浄水器に通した後は、見た目もまったく濁っておらず普通に飲むことができた。この浄水器はバクテリアや微生物も取り除いてくれるそうなので泥水でも大丈夫だ。

そして災害用グッズではないが、こんなものも活用できると教えてもらった。

DCMホーマック八王子みなみ店 店長木村文昭さん:
防災用品ではなく園芸用品なのですが、ソーラーライトになります。北海道の地震の時にすごい売れた商品でございます。

太陽光で発電するこちらのガーデン用ライトは北海道胆振東部地震の時に非常用ライトとして購入する方がたくさんいたという。

こうしたガーデン用のライトに専門家は…

災害危機管理アドバイザー和田隆昌さん:
災害時停電してしまうとやはり精神的にやられてしまうんですよ。ちょっとした明かりがあるだけでもすごい安心感にもなりますし、真っ暗な状態というのは防犯面でもあまりよろしくないですしね

進化する災害グッズ。皆さんも参考にしてみてはどうだろうか。

(「めざましテレビ」『ココ調』11月6日放送分より)

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