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湯屋やまざくらは個人事業主・塩川さわこが女将として営む箱根町仙石原の旅館です。

箱根町は2023年の地域計画にて世界No1の温泉リゾートを目指すことをビジョンにかかげ、インバウンドに加えて、首都圏観光客の更なる誘致に取り組んでいます。


そんな箱根町で「湯屋やまざくら」は本気で「日本一の旅館」を目指してフルリノベーションを行いました。

女将さわこの決意の裏側や想い(ストーリー)をお話させていただきます。


女将 塩川 さわこ

観光客の激減からお客様の支えを痛感し、フルリノベーションを決意


やまざくらの稼働率は台風19号の被害のあった2020年で宿泊者数は約50%減、2021年以降のコロナ渦で約25%減と大打撃を受けました。

経営も危ぶまれる中でしたが、リピーターのお客様にコロナ渦やそれ以降に普段以上にお越しいただくなど危機を救っていただきました。


これまではありがたくも稼働率が100%近くで推移し予約が取れない宿になっておりましたが、危機に直面した折にお客さまに支えられていたことを改めて痛感いたしました。


お客さまへの感謝の想いを新たに一念発起してフルリノベーションを決意いたしました。もっともっとお客さまに愛される、癒しをお届けできる旅館に生まれ変わろう、それが恩返しに繋がると考えました。

「客室含めた老朽化の課題、お客様にもっと喜んでいただくためには」


口コミ評点等の分析から当館の弱点は明確でした。それは客室含めた設備の老朽化です。建物もリニューアルを繰り返してはいるものの古臭さは否めませんでした。


リノベーション前の客室


リノベーション前の浴室


弱点を克服するためフルリノベーションの決意に至りました。

老朽化を元に戻すリフォームではなく、新たな付加価値を構造レベルで実現するリノベーションです。


当館は木造と鉄筋コンクリート造の混構造の建築物となっており、この工事には圧倒的な建設の技術力が必要となりました。そこで採用させていただいたのが「住友林業グループのリノベーションのプロである住友林業ホームテック」です。


住友林業グループならではの木の素材を活かした温かみのある居心地のよい空間をつくりたかったという点も決め手になっております。


また、日本一の旅館を実現するためには何が必要かを徹底的に考えました。我々の旅館のコンセプトは「癒し」です。その空間と体験の最大化をしたいと考えました。


箱根の立地を活かし、日頃首都圏などでビジネスに奔走されている忙しい皆様の「癒しの定宿」になることを目指しました。

アーティストと協創、やまざくらだけの癒しの空間と体験の最大化へ


このコンセプトのもと4つの企画をし、滞在時間の価値最大化を目指しました。


①客室のモダンラグジュアリー化と芸術作品、箱根の自然美との調和

②一度見たら忘れられない映えるモニュメンタルな食事処

③旅館初?の檜をふんだんに使った貸し切りラグジュアリー個室サウナ(無料)

④一組限定インクルーシブプランと専用ラウンジ付き客室


この実現には多くのパートナーの存在が必要でした。

それはやまざくらを長年応援してくれている唯一無二のアーティストの存在です。


早川の渓流と緑を望む半露天付客室 なの花


緑あふれる借景 都会の喧騒から離れた非日常 露天付き 都忘れ


染物作家の岡本直子さんの作品を飾る客室


①の客室には染物作家として銀座で毎年個展を開かれていた岡本直子さんの作品がモダンラグジュアリーな設えに溶け込み、光り輝き、やまざくら自慢の緑の借景とのコントラストで癒しの空間を際立てています。

最近の高付加価値旅館の流行りは50平米越えの広い部屋とのことで、やまざくらも二つの部屋を一つにして60平米以上の部屋にする案もありました。研究のために広い部屋のラグジュアリーな旅館にも訪れましたが、私たちには広すぎて目指す居心地ではないというのが結論でした。やまざくらは丁度よい落ち着く広さ(約30~40平米がメイン)にこだわり、部屋の細部の作りこみにより空間を感じやすい設計としています。


一番こだわったのが②のモニュメンタルな食事処です。やまざくらのモチーフである桜の木を吹き抜けにアイアンで設えました。この実現には著名人の家などのアイアン製品を手掛けている知る人ぞ知るさいとう工房さんの存在が不可欠でした。情熱と魂を込めたその作品は見る方を魅了し、時を忘れてしまうほどの仕上がりです。

女将の私は震えるほどの感動をしてしまい、思わず涙を流しました。ぜひ多くの方に体験してほしい唯一無二の空間です。


アイアン作家のさいとう工房さんが魂を込めて作った桜の木の食事処(半個室)


また、客室の一部には陶芸家の伊集院真理子さんの作品を洗面に使用させていただき、お食事のお皿としても提供させていただいております。NYでの個展など多忙な中、やまざくらのためにご尽力いただきました。


陶芸家「伊集院真理子さん」のお皿とやまざくらのお料理


陶芸家「伊集院真理子さん」のさくらの洗面陶器


そこかしこに芸術作品を飾っており、ちょっとした美術館のような雰囲気です。

外観もモダンでありながら、14年間使い続けたやまざくらの看板を再度、彫刻作家の手でリニューアル。手に力が入らなくなってからしばらくお休みされていましたが、やまざくらのために魂のこもった仕事をしていただき見事に生まれ変わりました。


書家高橋台一さんと彫刻作家の鈴木さんの共同作「一枚板の看板」


③の個室サウナもやまざくらの目玉です。

信楽焼の壺風呂で入る源泉かけ流しのにごり湯と檜をふんだんに使った贅沢な本格サウナを貸し切り(無料)でお使い頂けます。都内で流行りのラグジュアリー個室サウナをモチーフに箱根の温泉とコラボをしたやまざくらだけの空間です。私の調べた限り日本で唯一の設備です。音楽を聴きながら檜の香り漂う本格サウナ、水風呂、温泉を独り占めできるこの空間は唯一無二の極上の空間です。


ロウリュが可能な本格個室サウナ 音楽と共に整える癒しの空間


水面が天井に揺らめくドラマティックな個室サウナ


④専用ラウンジについては、特別な客室のみが占有できるラグジュアリーな空間です。ワーケーションが可能なカウンターも用意をしております。このラウンジではインクルーシブプランも企画しており、このラウンジ内でのお酒やドリンクについて飲み放題を提供したいと考えております。


一組限定インクルーシブプラン専用の「さくらラウンジ」


ビジネスで忙しいお客さまにも嬉しいワーケーションスペース(Wi-Fi完備)

「リノベーションの成功でつなげる、地域経済の好循環」


個人事業主である私たちがリノベーションで成功することが日本の未来を救う。本当にそう考えています。

資源の少ない日本における経済成長には観光立国構想が必要不可欠です。

また、インバウンド需要だけにターゲティングすることは継続的な成長にはつながらないと考えており、日本のお客様とインバウンドのお客様双方にとっての普遍的な価値の提供が必要です。


一方各地の観光地で起きている実態は、旅館の老朽化と事業継承課題による経営困難です。立地や条件の良い施設は大手や外資が居ぬきで購入し、リノベーションをするでしょう。ですが、地元に根ざした個人事業主の旅館は取り残されてしまうかもしれません。観光宿泊業では小規模事業者(資本金1000万円以下)が6割以上を占めており地域創生の大きな課題となっております。


マイクロツーリズムのニーズが高まるなか、私たちのような小さな小さな事業者がリノベーションで文字通り生まれ変わることができたのであれば、日本各地の小さな旅館の希望の星になるのではと考えています。地元に根差した事業者がその地域の経済を循環させるビジネスサイクルを作ることが継続的な成長には必要不可欠だと考えています。


これが齢70歳に近い女将の私が、なぜ日本一の旅館を目指して大きな投資・チャレンジをしたかの理由です。旅館に限らず日本の各地にある良いものを現役世代への投資として引き継いでいくことが必要です。

この想いが箱根や日本各地の小さな事業者に届くことを心から祈っております。

「心からのおもてなしで、お客様とともに新しい湯屋やまざくらへ」


お客様をお出迎えするarflexの家具を配したやまざくらのホール


そのためにも湯屋やまざくらは必ず日本一の旅館になり成功モデルとならなければなりません。この決意のもと2024年6月15日(土)にリニューアルオープンをいたしました。


手前味噌ですが、もともと料理と温泉には定評があり、某有名旅行サイトで夕食の口コミ評点は5.0(2024年6月時点)を頂いております。箱根西麓野菜や春の山菜料理、小田原港直送の新鮮な魚介、富士山の湧き水など箱根の旬を詰め込んだお料理を提供しております。離れを含めた僅か6組限定のお宿ですが、露天など貸し切り風呂が三つ、客室露天が三つと心ゆくまで源泉かけ流しのにごり湯を24時間堪能いただけます。


人と人とのつながり、感謝の想い、魂が込められた癒しの空間で付加価値を増した湯屋やまざくらにぜひお越しください。心からのおもてなしでお待ちしております。


これからもお客さまとともに新しいやまざくらを創ってまいります。


■事業者概要

事業者:湯屋やまざくら

所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原138

事業主:塩川 佐和子

URL:http://hakone-yamazakura.com/#

Instagram:https://www.instagram.com/yamazakura.hakone




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