オトナの男女に寄り添う更年期ケア・スタートアップ【TRULY】がついに女性ホルモン検査キットをリリース。創業者が語る、まずは自分自身を「知る」ことの大切さ

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「更年期を、いい変化のチャンスに」、そんな想いから生まれたTRULY。まだ「フェムテック」という言葉がない頃から、オトナの男女に寄り添い、閉ざされた悩みに向き合ってきました。

TRULYが生まれた理由、それはTRULYの創業者であるCEOの二宮自身がずっと女性ホルモンに振り回され続けた人生だったから。「創業当時、ネガティブなイメージしかなかった更年期。自分自身も更年期に対して不安と恐怖しかありませんでした。でもそれってもったいないですよね。誰もが通る更年期を当事者だけでなく周りの人たちも含めて当たり前に受け入れ、向き合っていく、そんな社会を作りたい」二宮のその想いがTRULYをドライブしていく原動力になっています。

二宮がホルモンによる原因不明の不調が続いた時、まず自分自身の状態を「知る」ことが、解決方法を探るための行動へ進む最初の大きなステップとなりました。「知る」ことは大事だけれど、意外と簡単ではありません。そこでTRULYは、忙しいオトナの人たちがもっと手軽に自分の状態を知ることができるように、簡単にホルモン検査を受けられるサービスを提供することになりました。

TRULYのCEO二宮の起業から、髪の毛でできるホルモン検査サービスのリリースに至るまでの想いとストーリーをご紹介します。

更年期の悩みをいい変化のチャンスに！　一人ひとりに寄り添うサービスを提供

TRULYはオトナの男女の不調に寄り添う、スタートアップです。これまで閉ざされてきた更年期やホルモンによる悩みや不調に向き合い、一人ひとりに寄り添うサービスを提供し、男女が理解し合える社会を目指しています。

TRULYが提供しているサービスは「学ぶ / 知る」「調べる」「相談する」「改善する」のすべてを一気通貫でカバー。ホルモンの心身への影響を学び、きちんと検査することで現状を知り、相談することで改善へのソリューションまで提供しています。

まず最初の大事な一歩が「知る」ことから。自分の心身に向き合い、相手のことも理解し合えるパートナーシップを築きながら、いつまでも自分らしく自由でヘルシーに生きることができる社会を目指したいと思っています。

女性ホルモンの影響で悩んだ原体験。これから迎える「更年期」に焦点を当て起業を決意

TRULYの創業のきっかけは、CEO二宮の女性ホルモンの影響によって振り回されてきた原体験に遡ります。20代の時からPMSに悩まされ続け、妊娠時の酷いつわりによってキャリアの中断を余儀なくされるなど、長年女性ホルモンによる不調に苦しんできました。個人差の大きいホルモンによる心身への影響が誰よりも強かったことにより、自分自身の心身に向き合わざるを得ない状況がずっとあったのです。

二宮がはじめて女性ホルモンの検査をしたのは、まだTRULYを創業する前の前職時代。人間ドックの結果に問題があり、その原因が何なのか不安で仕方がなかった時、自身のホルモン値も検査して原因を探ったことで、安堵感を得られました。さらに、現状を把握することで、納得して解決策を考えられるようにもなりました。

その後、自分のようにホルモンの影響で悩んでいる人に対して何か支援することができないかと考え始め、自分自身もこれから迎える、そして大きな影響をまぬがれないであろう「更年期」に焦点を当て、起業を決意しました。創業当時、更年期といえば「オープンに話すものではない」「女性の終わり」「恥ずかしいもの」…そんなイメージがつきまとっていました。更年期という言葉で女性を揶揄するような文化がまかり通っていたほどです。

更年期は女性に限らず男性も通過する長い人生のひとつの期間に過ぎません。思春期のように始まりがあり、終わりもあります。どうせだったら、ネガティブに捉えず、自然に受け入れて上手に付き合っていきたいですよね。そんな想いを抱き、女性に限らず男性の更年期ケアも視野に入れて、創業に至りました。

誰よりも早く着手し、検査の結果通知だけでなく、生活習慣から寄り添い、手軽に行えるサービスが誕生

創業のきっかけでもある、不調を解決するための背中を押してくれた「自分の状況を知ること」は、TRULYが最も提供したいと考えているサービスのひとつです。TRULYではまず、自分の状況をきちんと知るためにかかりつけ婦人科を持つことや、病院で定期的に検査をすることを習慣化することを世の中に広げていくことを起点に、サービス内容を考え始めました。不調がある人だけでなく、とくに問題がなくてもかかりつけ医をもつことは、自分自身を定量的に、定性的に見つめるためにとても大事なことです。また、いざという時に安心して相談できるかかりつけ医がいることは心のお守りになるでしょう。

ただ、たとえ病院で検査をしたとしても、データが機械的にプリントされた用紙をもらうだけ。あまりにも素っ気なかったり、データでは異常がないけれど解決されない不調やもやもや感が残ったり、心が満たされないことを二宮自身も感じていました。このことから、TRULYが提供するサービスを通して病院の血液検査の習慣化を促進し、検査の結果通知だけでなく、生活習慣からもっと一人ひとりに寄り添えるものにできればとも考えていました。しかしながら、サービス開発を進めモニター調査をすればするほど、病院に足を運び受診したり血液検査したりすることのハードルはかなり高く、このハードルがあるうちは、検査を習慣化することは難しいことに気づいたのです。

そんな中、二宮が様々な情報を集めているうちに見つけたのが、大手製薬会社の非侵襲性検体「毛髪」ホルモン検査技術です。最新の特許技術を採用し、男性更年期に寄り添うサービスとして開発を進め、昨年生まれたのが「MENOPO CHECK FOR MEN（メノポチェック　フォーメン）です。

男性の更年期ケアは、誰もやっていないけれど解決されるべき課題。いち早くローンチへ。

実はホルモン検査サービスの開発を始めようとした時、男性用のものから始めることについて、社内では議論が巻き起こりました。

TRULYは現在女性、男性ともにホルモンに関する一人ひとりの不調によりそうサービスを提供しています。しかしTRULYの創業当初は更年期ケアの認知度も低く、まして、男性にも更年期があることが世の中にほとんど知られていない時期でした。そんな時代背景もあり、TRULYはまずは、女性向けのサービスから始まったという経緯があります。そのため、まずは女性、その次に男性版なのでは、という意見が出てきたのも当然かも知れません。

しかし、二宮にとって「男性版」から販売することにはなんの違和感もなかったといいます。その理由は、二宮の中に、２つの想いが沸き起こっていたからです。1つ目は、女性更年期に比べて男性更年期はまだまだ知名度が低く、検査やケアの環境が女性に比べて整っていないからこそ、男性の更年期のソリューションのひとつとして、他社も含めあまたある女性用ケアよりもいち早く提供したい、という想い。もう1つは、二宮がTRULYを始めたときのように、誰もやっていないけれど、解決されるべき課題がある分野にチャレンジしたい、という想いです。

その後無事リリースに至ったMENOPO CHECK FOR MENの利用者からは、こちらのような嬉しい声をいただいています。

MENOPO CHECK FOR MENを使用した男性からの声（抜粋）

・検査結果が数値として定量的に分かることで、意識向上につながりました。その先の改善については、webで調べることなど積極的に行動するようになりました

・実態が分かり、対策が必要と認識できました

・今回初めて検査しましたが、すごく気軽に簡単に出来るところや、数値で分かるところがよかったです。

・自分でも運動や食事などに気を付けていましたが、検査結果が思っていたより良かったので、間違ったことはやっていなかったと実感でき、自信にもつながりこれからも継続することができそうです

・定量化されることで客観的な判断ができそうです