プレーオフを戦っているバスケットボールB2・山形ワイヴァンズは、11日から準決勝に臨む。決勝進出をかけた初めての舞台、選手たちは自信と気概を胸に難敵にぶつかっていく。

5月3日からのプレーオフ準々決勝で西地区2位の福岡を下し、初めてプレーオフで勝ち上がったワイヴァンズは、9日、準決勝を前に最終調整の様子を公開した。

(石川裕一HC)
「プレーオフで初めてセミファイナルに進めて、新たなチームの歴史を刻み、今シーズンはさまざまなチームの記録を更新できて、この選手たちは良くやっていると思うし、本当に誇らしい」

先に2勝した方が勝ち上がるプレーオフ。
福岡との準々決勝では、第1戦に敗れ、追い込まれてからの逆転勝利。独特の緊張感の中で、選手一人ひとりが自分の役割を果たした。

(#13PG・SF 阿部龍星選手/山形市出身)
「自分の中では得点するというよりは、ディフェンスだったりリバウンドだったり、そういったところで貢献しようと思ってプレーをしていた。その中でも自分の持ち味の1つを発揮でき、チームを勢いづけることができた」

(#9PG 岡島和真選手)
「村上選手やベル選手が出ていない時間帯でプレーをすることが多く、自分が中心となってその中のバスケットを組み立てるということが大事だった。特に3日目は10アテンプト(試投数)していたので、そういった部分はプレーオフの中でも良かった」

また1つ自信を得て臨む11日からの準決勝の相手は、西地区1位・昨シーズンまでB1で戦っていた滋賀。
山形はレギュラーシーズンで4度戦い、一度も勝てていない。だからこそ燃える難敵に、一泡吹かせるため気概を持って決戦の舞台に向かう。

(#22PF ティモシー・ホリフィールド選手)
「プレーオフだからといって、特に新しいことや今までやっていなかったことを試したのではなく、レギュラーシーズンに自分がやってきたことをしっかりと反省して、チームが勝利できるように貢献するということを意識してやって来た。次の準決勝でもしっかりと自分のやるべきことをやり、チームに貢献したい」

(#8PG 村上慎也選手)
「プレーオフの試合では、誰も顔を下げることなく、常にいい方向に声をかけ続けられた。シーズンを通してそこは成長できた部分。それがいい方向に出たと思うので、滋賀戦も引き続きやっていきたい」

クラブの歴史に新たな1ページを刻むプレーオフ準決勝は、11日からアウェーで行われる。

さくらんぼテレビ
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