性感染症の梅毒の感染者が増加していることを受けて、県医師会は初めて感染拡大警報を発表しました。5月5日までの1週間に新たに1人の感染が確認されています。

県感染症情報センターによりますと、5月5日までの1週間に新たに30代の男性1人の梅毒感染が確認されました。梅毒の感染者は今年に入り36人です。

県内では去年1年間に過去最多となる147人の感染が報告されていて、このまま患者が増え続けると今年は100人ほどになる見込みです。

感染者の増加を受けて県医師会は初めて感染拡大警報を発表しました。去年は20代の感染者が、全体の40パーセントを占めています。梅毒は性感染症のひとつで、県医師会は予防や検査を呼びかけていて、妊婦が感染すると胎児にもうつることから
特に若者や妊婦で注意が必要としています。

梅毒は無症状の場合もあり、治療をしなければ重い脳や心臓などの病気になるおそれもありますが、抗生物質の服用などで完治するということです。

テレビ長崎
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