新型コロナのワクチンについてです。
2024年3月いっぱいでワクチン接種にかかる費用は自己負担となりました。
これまで接種を続けてきた医療機関のなかには今後の需要が読めないとして、取り扱いをやめるところも出ています。

出雲市大社町のクリニック。
コロナ禍には地元の建設会社に依頼して約500万円かけて整備したコンテナの特設会場で、ワクチン接種を行ってきました。

しかし、2024年3月、全額公費負担のワクチン接種が終了したのに伴い、この特設会場を撤去。
現在はコロナ禍前同様、駐車場として使用されています。

中島医院・中島洋平医師:
「ワクチン接種に関しましては医師が接種しておりましたので、マンパワー的なところに関しては負担が減っております」

ワクチン接種を巡っては2024年4月以降、費用が自己負担に。
定期接種の対象は高齢者や一定の基礎疾患がある60歳から64歳の人で、それ以外は任意となりました。

これを受け、ワクチン接種を続けるかは個別の医療機関の判断となっていて、このクリニックは3月で接種を取りやめました。

その一方で。

中島医院・中島洋平医師:
「インフルエンザは出なかったんですけどもコロナは陽性でして、コロナになっておられまして」

コロナ禍から始まった来院前に電話で受け付ける発熱外来は継続しています。

5類移行後も発熱外来にかかる患者の数はほとんど変わっていないといいます。
中島医師はインフルエンザと同様に流行の波が来る可能性があり、引き続き警戒は必要だといいます。

中島医院・中島洋平医師:
「対策をどこまでするかというのはすごい難しいんですけど、5類になったからコロナいなくなっちゃったわけじゃないので、やはり気をつけておかないと流行る可能性はありますね」

ワクチン接種の体制は大きく変わりましたが、医療機関ではコロナ禍の経験を踏まえて感染症に備えています。

TSKさんいん中央テレビ
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