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プレスリリース配信元:NSSスマートコンサルティング株式会社

約9割の経営者がISO認証取得時に「外部コンサルタント」を利用

NSSスマートコンサルティング株式会社(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役:安藤 栄祐)は、ISO認証を取得している食品製造業・流通業のオーナーを対象に、「食品安全に関するISO認証取得」に関する調査を実施しました。


市場の競争が激化し、消費者の品質に対する期待が高まる中、食品製造業・加工業の事業主や品質管理担当者の方々には、自社の品質管理体制を客観的に証明する方法は無いかと頭を悩ませている方も多いことと思います。

記憶に新しいものだと、サプリの健康被害問題があげられます。
製品の品質管理や製造工程について安全性を示す際、ISO(国際標準化機構)認証の1つ「ISO22000」を取得していれば製品の品質管理の強化・証明に繋がるでしょう。

前回、食品製造業・流通業のオーナーを対象に、食品安全対策の現状やISO認証の需要など、「食品安全」に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000055385.html)を実施しましたが、9割近くが「認証の取得は食品安全に対して有効」と回答しており、ISO認証の有効性が示されました。

また、取引先からISO認証を求められたことがある企業が8割以上いることも明らかになりましたが、ISO認証取得を取引先から求められた場合、どのくらいの企業が取得へ向けて動くのでしょうか?
取得プロセスにはどのくらいの労力や期間が必要なのでしょう。

そこで今回、ISO認証取得・運用支援サービス『ISOプロ』https://activation-service.jp/iso/)を提供するNSSスマートコンサルティング株式会社は、ISO認証を取得している食品製造業・流通業のオーナーを対象に、「食品安全に関するISO認証取得」に関する調査を実施しました。

<調査概要>
調査概要:「食品安全に関するISO認証取得」に関する調査
【調査期間】2024年4月17日(水)~2024年4月18日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】725人
【調査対象】調査回答時にISO認証を取得している食品製造業・流通業のオーナーであると回答したモニター
【調査元】NSSスマートコンサルティング株式会社(https://www.nss-group.co.jp/
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

食品製造業・流通業において納品先から求められたことのある認証規格は「ISO22000」が最多に


はじめに、食品製造業や加工業において、納品先の企業から求められることの多い認証規格について伺っていきたいと思います。


「納品先から求められたことのある認証規格を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ISO22000(食品安全マネジメントシステムに関する国際規格で、食品の安全な製造・取り扱いを保証)(61.8%)』と回答した方が最も多く、『ISO9001(品質マネジメントシステムに関する国際規格で、製品やサービスが顧客および適用される法的要求事項を満たしていることを保証)(56.3%)』『FSSC22000(食品安全に特化した国際認証基準で、ISO22000に加え、特定のカテゴリーにおけるプレリクイジットプログラム(PRP)の要求事項を組み込んだもの)(27.5%)』と続きました。

FSSC22000(Food Safety System Certification)といった認証規格と比較すると、ISO認証規格のほうが求められることが多い傾向があるようです。

では、納品先の企業から認証規格の取得を求められた際、どのような対応をしたのでしょうか?

そこで、「認証規格を求められた際、実際に取得しましたか?」と質問したところ、『取得した・取得に向けて進行中(76.6%)』と回答した方が最も多く、『検討中(21.8%)』がそれに続きました。

合計すると9割以上が、納品先から求められた際には取得、あるいは取得に向けて進行中、または検討していたことが明らかになりました。
複数の認証取得を求められた場合や他の認証を取得している場合においては、一旦“検討”という姿勢をとるのかもしれません。

約9割がISO認証取得を外部のコンサルタントに依頼したと回答


ISO認証を取得した際、どのようにして進めたのでしょうか?
ここでは、ISO認証の取得に際して伺ってみました。


「ISO認証取得をどのように進めましたか?」と質問したところ、約9割の方が『外部のコンサルタントに依頼した(89.2%)』と回答しました。

取得プロセスには各種書類の作成や文書記録など、膨大な労力や知識やコストが必要となるため、担当社員の負担も加味する必要があることから、非常に多くの方が外部のコンサルタントに依頼していると回答した背景には、“負担が大きい”という理由があるのかもしれません。

では、外部コンサルタントに依頼した場合、取得までどの程度の期間が必要なのでしょうか?

前述の質問で「外部のコンサルタントに依頼した」と回答した方に、「認証取得までの期間を教えてください」と質問したところ、『3ヶ月未満(11.9%)』『3ヶ月~6ヶ月未満(47.3%)』『6ヶ月~1年未満(28.1%)』『1年以上(12.7%)』と回答しました。

全体的に見ると、3ヶ月~6ヶ月未満の割合が多い傾向が見られた一方で、1年以上かかったという方も一定数いるようです。

では、認証を取得するにあたって、設備投資をした方はどのくらいいるのでしょうか?



「取得にあたって新たに設備投資はしましたか?」と質問したところ、約8割の方が『した(81.5%)』と回答しました。

要求事項に対する適合性や品質向上、安全性の確保、生産性向上といった観点から、ISO認証を取得するためには新たな設備投資をする企業が多いようです。

前述の調査では、納品先から取得を求められた場合は取得、あるいは取得に向けた動きがあることが判明しましたが、ISO認証の取得へ踏み切った理由とは一体何なのでしょうか?

「ISO認証を取得した主な理由を教えてください」と質問したところ、『取引先からの要求(31.2%)』と回答した方が最も多く、『公共事業の入札(27.9%)』『管理体制の強化(23.3%)』と続きました。

依然として取引先からの要求が高いという傾向が見られましたが、公共事業の入札や自社の管理体制の強化といった考えから積極的に取得している場合もあることが示されました。

ISO認証取得後の変化。負担は感じつつも、9割以上が期待した効果は実現できたと回答


ISO認証は取得して終わりではなく、マネジメントシステムの発展を継続的に目指すため、毎年1回の維持審査や3年に1回の更新審査などを受ける必要があり、取得後も運用が必要です。



そこで、「認証取得後の運用で苦労した点を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『維持にかかるコストが重い(37.2%)』と回答した方が最も多く、『書類作成や記録に工数がかかる(33.9%)』『審査前は残業続きになることが多い(33.1%)』と続きました。

認証維持のための費用捻出に苦労される方が多いようです。
また、通常業務に加えて、ISOの業務も発生し続けるため、担当者には大きな負担がかかっている様子がうかがえました。

取得する前にも取得した後にも負担があるISO認証規格ですが、その一方で、社内にはどのような変化が起きたのでしょうか?

「ISO認証取得後の社内的な変化を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『食品安全に対する意識が高まった(29.9%)』と回答した方が最も多く、『部門間コミュニケーションの活発化(27.0%)』『属人的な管理・基準からの脱却(25.8%)』と続きました。

社員の意識向上や各部門のコミュニケーションを生み出す良いきっかけになっているようです。

では、社外からはどのような反応が見られたのでしょうか?
認証取得後に取引先企業が与える影響についても明らかにしていきたいと思います。


「ISO認証取得後の顧客や取引先からの評価や反応を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『信頼度の向上(39.6%)』と回答した方が最も多く、『契約数・取引量の増加(32.4%)』『新規引き合いの増加(30.3%)』と続きました。

ISO認証を取得したことで、取引先から一定の評価が得られたようです。実際に契約や取引に繋がるケースもあるようです。

ISO認証の取得によって、苦労があることもうかがえるものの、社内活性化や実際の取引で良い結果に結びついていることが分かりました。
では、ISO認証を取得したことで期待していた効果は得られたのでしょうか?

最後に、「ISO認証取得後、期待した効果は実現できた、もしくは実現に近づいていますか?」と質問したところ、『とてもそう思う(36.6%)』『ある程度そう思う(54.8%)』『あまりそう思わない(7.8%)』『まったくそう思わない(0.8%)』と回答しました。

9割以上がISO認証を取得したことによって期待していた効果が実現できたと感じていることが明らかになりました。

【まとめ】食品製造業・流通業においてISO認証取得が必要不可欠


今回の調査結果で、食品製造業・流通業において、食品の安全な製造・取り扱いを保証する「ISO 22000」や「ISO 9001」と、納品先から求められることの多い認証規格が明らかになりました。

これらの認証規格の取得を求められた際には、9割以上が取得・検討に向けて動いているようです。
取得理由としては、取引先からの要求が最も多いものの、公共事業の入札や管理体制強化なども視野に入れて積極的に取得する動きも見られました。

しかし、自社だけでISO認証を取得するには負担が大きいため、9割以上が外部コンサルタントに依頼しているようです。
ISO認証は、毎年の維持審査(定期審査)と3年に1度の更新審査(再認証審査)を受ける必要があるなど、取得後も適切に運用し続ける必要があります。

「維持にかかるコストが重い」「書類作成や記録に工数がかかる」「審査前は残業続きになることが多い」など取得後の運用に苦労している様子もうかがえましたが、取得によって「食品安全に対する意識が高まった」「部門間のコミュニケーションが活発になった」「属人的な管理・基準から脱却できた」といった社内の反応や「信頼度が向上した」「契約数や取引量が増加した」「新規の引き合いが増加した」といった社外からの高評価や反応があったことが分かりました。
結果として、9割以上がISO認証を取得したことによって期待していた効果が実現できたと感じていると回答しています。

ISO認証の取得とそれに伴う品質管理の強化は、製品に関するリスクを低減する一助となることは間違いありません。
フードチェーン(生産から消費者に届くまでのプロセス)において、食品事故発生のリスク低減と再発を防ぐため、ISO認証の取得を検討している方はISO認証のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

ISO・HACCPの新規取得・運用サポートなら『ISOプロ』




今回、「食品安全に関するISO認証取得」に関する調査を実施したNSSスマートコンサルティング株式会社ではフードチェーン(生産から消費者に届くまでのプロセス)において、食品事故発生のリスク低減と再発を防ぐためのISO・HACCPの新規取得・運用サポートサイト『ISOプロ』https://activation-service.jp/iso/)を運営しています。

ISOプロは、ISO審査員資格保有者やISO構築コンサルタント経験者が多く所属するISOの専門家集団です。
当サイトで発信する情報を通じ、サイト利用者様がISOの構築や運用などISOに関わる業務を円滑に進め、事業の成長につながるよう信頼できる情報発信を提供します。

ISO各種規格のコラムはこちら:https://activation-service.jp/iso/column?type=gnavi

『ISOプロが訊く』ISO取得企業へのインタビュー掲載中
『ISOプロが訊く』とは、ISOを取得した企業様にISOプロがインタビューをする企画です。
その企業が、ISOを取得した理由や取得する上での課題、ISOを取得して何が変わったのかを伺っています。
ISO運用企業様の生の声をぜひご覧ください。

ISOプロが訊く:https://activation-service.jp/iso/interview

ISO・HACCPコンサルタント募集中
ISOプロでは、全国各地のISO・HACCPコンサルタントを募集しています。
『お客様の実情に合わせた各種ISOやHACCPの構築、運用』をポリシーとして、サポート業務を行っております。私たちの想いに共感いただける方、少しでもご興味がある方はぜひお問い合わせください。

ISOプロについて:https://activation-service.jp/iso/philosophy
お問い合わせフォーム:https://activation-service.jp/iso/lp/form-collabo-entry/

【会社概要】
会社名:NSSスマートコンサルティング株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー21階
代表者:安藤栄祐
URL:https://nss-smart-consulting.co.jp/
事業内容:ISOコンサルティング事業、労務コンサルティング事業、オフィスサポート事業

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