愛知県の大村知事へのリコール運動を巡る署名偽造事件で、執行猶予付きの有罪判決を受けた元事務局長の男が、判決を不服として5月7日、控訴しました。

 リコール団体の元事務局長・田中孝博被告(62)は4年前、愛知県の大村知事のリコール運動をめぐり、佐賀市内で71人分の有権者の署名をアルバイトを使って偽造した罪に問われています。

 4月19日、名古屋地裁は「住民自治の運営そのものを揺るがしかねない悪質な犯行で、自身の政界進出への足場をつくろうとした動機は、厳しい非難に値する」などとして懲役2年・執行猶予4年の判決を言い渡していました。

 これまでの裁判で田中被告側は署名の代筆を認めていますが「虚偽にリコールを成立させようとしていない」などと主張していて、田中被告の弁護人は判決を不服として7日付けで控訴したということです。

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。