ことし春に卒業した県内の高校生の求人倍率は少子化の影響などで過去最高を更新し、深刻な人手不足が浮き彫りとなっています。

広島労働局によりますと今年3月末時点で卒業を迎えた県内の高校生1人あたりの求人数、求人倍率は4.9倍となり、前の年を3年連続で上回り過去最高を更新しました。
求人数は1万921人で増加傾向にありますが、少子化や大学進学を背景に就職希望者数は2229人と6年連続の減少で過去最も少なくなっています。

産業別でみると「運輸・郵便業」の求人数が1461人に上り、去年の同じ時期に比べて52.5%増え最も高い増加率となっています。
広島労働局は少子化を背景に若い世代の人手不足は続くとみていて「今後も動向を注視する必要がある」としています。

テレビ新広島
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