魚津市出身で世界的に活躍するマジシャン、トーキョー・トモさんがこの連休、富山市で開かれたイベントに招かれ、技を披露しました。
多くの人を魅了するマジックに込めた思いを聞きました。

6日、富山市にある高志の国文学館のイベントで訪れた人を魅了したマジシャン、トーキョー・トモさんです。
東京大学大学院を出て、元美術館の学芸員という異色の経歴を持ち、指先のトリックで技を見せる「スライハンドマジック」を得意としています。

*観客
「面白かった。できそうじゃないことが、いろいろできてたから」
「楽しかった。これまであまり見る機会がなかったので、また富山に来てくれたら」

トーキョー・トモさんは1990年、魚津市生まれ。
保育園の園長先生が見せてくれたマジックに魅了され、小学生の時には舞台に立っていたといいます。
大学を出たあとは、アメリカのプロマジシャン養成学校で技を磨き、現在は高知を拠点に国の内外でマジックショーに出演しています。

*マジシャン トーキョー・トモさん
「マジックをやって、見てくれた相手が喜んでくれたらうれしいが、それ以前の段階で自分がマジックのやり方を見て、こういう動きで不思議なマジックが表現できることを知って、練習する過程がすでに楽しい。1人でも楽しめるし、そういう意味で飽きずにやってきた」

マジックのオリンピックと言われるFISM(フィズム)のコメディ部門で4位に輝くなど世界的に高い評価を受けるトーキョー・トモさん。
目指すのは、古典マジックをベースに、アレンジを加えた唯一無二のオリジナルです。
そのひとつは、明治時代のメリケンハットを使ったマジックです。

富山でやってみたいマジックを聞いてみました。

*マジシャン トーキョー・トモさん
「これまでマジックでやっていなかったこんな場所でやるんだという、意外なところでやりたい。海岸で誰かを浮かせたり(空中浮遊)、河原でとか。薬売りマジックというのがあるが、薬の箱はいろいろ使えるなと思って、いろんな(マジックの)可能性があると思う」

どんなマジックになるのでしょうか…。

トーキョー・トモさんは、ほかにも海外の劇場向けの新しいマジックや国内でマジックが楽しめる大規模なショーをつくっていきたいと話していました。

富山テレビ
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