仙台厚生病院が、東北大学農学部跡地に移転し、5月7日から新病院での外来診療が始まりました。新病院は病床の全室が個室という特徴もあります。より質の高い医療の提供を目指します。

仙台市青葉区広瀬町から堤通雨宮町に移転した仙台厚生病院。7日、外来診療が始まるのを前に記念のセレモニーが行われました。

梅島三環子アナウンサー
「2階外来です。天井が高く緑もあります。明るく広々とした空間で、病院独特の緊張感を少しでも和らげてくれそう」

新病院は地上9階建てで、外来の診察室の数は23から39に増えました。

梅島三環子アナウンサー
「広いというのが第一印象。北部から通っているが地下鉄で来て前の病院だと歩くイメージでしたが、その距離感がだいぶ少なくなった。楽だと思う」

409の病床すべてが個室に。その半数は、差額のベッド代がかからずこれまでの大部屋の費用と変わりません。

屋上にはヘリポートを新設。手術開始までの時間が大幅に短縮されることで患者の救命率向上につながることが期待されます。

仙台厚生病院 目黒泰一郎理事長
「心臓血管・呼吸器・消化器の3領域に医療資源を集中して地域医療に貢献する。さらに磨きをかけて、力をつけて地域医療に貢献したい」

仙台放送
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