長崎市中心部の商店街にある商業施設で火災が起きた想定で訓練が行われました。

2022年には北九州市の商店街で大規模火災も起きていることから、関係者は真剣に手順などを確認していました。

訓練は長崎市浜町にある「ハマクロス411」の3階から火が出たという想定で行われました。

商店街では56年前の1968年5月、1日に2つの火災が発生し、14棟が焼け31人がケガをした「浜町大火」を受け、毎年、防火訓練をしています。

商店街とこの施設が共同で訓練をするのは初めてで、従業員や商店街の自衛消防団、消防から約50人が参加しました。

初期消火や避難のほか、煙を吸って意識を失った客に見立てた人形を使って救助の手順を確かめました。

浜市商店連合会 三山 格 会長
「ここ数年も北九州などの商店街で火災が発生しているので、私たち自身も防火に注意すること」「商店街のみなさんにもそういったことを啓蒙していきたい」

アーケードでは煙を外に出すために自衛消防団が屋根を開放するなど連携も確認しました。

自衛消防団は、浜町大火が起きた5月10日に商店街で防火パトロールを行うことにしています。

テレビ長崎
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