太平洋戦争末期、本土空襲に備え富山への「学童集団疎開」が始まった年から今年80年となり、富山市で疎開してきた子どもたちの資料を展示した企画展が開かれています。

この企画展は、30年前に富山県内の教職員が集めた「学童集団疎開」の資料を、80周年を機に分かりやすくまとめたもので、当時の子どもたちの絵日記や疎開先一覧の地図などが展示されています。

1944年、太平洋戦争末期、富山県には東京都内の国民学校から学童、1万5000人が疎開しました。

絵日記には、戦火が激しくなるにつれ給食がきゅうりだけになったことや2人分の布団に5人で寝て窮屈だったことなど、戦時中の子どもたちの日々の生活が鮮明に綴られています。

*富山県教育記念館 冨田利通館長
「富山県に来た子どもたちの疎開の生活の様子を感じとって、平和の大切さを考えてほしい」

この企画展は6月30日まで開かれています。

富山テレビ
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