鬼に立ち向かう武士の兜の後ろ姿を描いた五島伝統の「バラモン凧」。

3日、五島市の鬼岳で開かれた凧揚げ大会には、地元の人や観光客などおよそ3000人が訪れました。

「バラモン」は五島の方言で「活発で元気がいい」という意味です。

バラモン凧には弦が張ってあり、宙に舞うと弦が震えて独特の低い音を響かせます。

五島では昔から魔除けとして男の子の初節句に贈る習慣があり、子供の健やかな成長を願って空高く飛ばします。

親子
「この子が生まれたときに知り合いからもらった。元気で健康な子に育ってくれたら」

親子
「明るく元気な子に育ってくれたらいい」

長崎県の推計人口によりますと、4月1日時点での県内の15歳未満の子供の数は15万261人で、2023年よりおよそ4800人減り、過去最少となりました。

県内の人口に占める割合は12.1パーセントで、こちらも過去最少を更新しました。

テレビ長崎
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