北朝鮮による拉致被害者の家族らが早期解決への協力を求めて訪問したアメリカから帰国し、「実りがあった」と述べ、アメリカ側から理解を示されたことを明らかにした。
家族会代表の横田めぐみさんの弟・拓也さんと飯塚耕一郎さんらは、4月29日からアメリカで政府高官や連邦議員らと面会し、4日に帰国した。
家族会代表・横田拓也さん「家族会の苦しみには理解するし、アメリカは皆さんと一緒にいるという、温かい投げかけをしてくれた。実りある効果も出てくるんじゃないかという感触を受けました」
拓也さんは、親世代の高齢化という厳しい状況を訴え、「全ての被害者の一括帰国が実現したら人道支援などに反対しない」とする運動方針について理解を得られたとして、訪米の成果を強調した。