ゴールデンウィーク後半がスタートした3日、滑川市の観光船にトラブルがありました。
乗客38人などが乗ってクルージング中だった船のスクリューにロープが絡まって航行不能になりました。
船は漁船に曳かれて港に戻り、乗客や乗組員にケガはありませんでした。

航行不能となったのは滑川市の観光船「キラリン」です。
3日午前11時過ぎ、富山市水橋町の沖合およそ1.4キロで、海に浮いていたロープがスクリューに絡まって航行できなくなり、118番通報し救助要請しました。

観光船は手配された漁船に曳かれて、およそ1時間半後に滑川漁港に戻りました。
乗客38人と乗組員3人にけがはありませんでした。

観光船は、ホタルイカの定置網の遊覧のため沖合で一旦停船し、再び動き出そうとした時にロープが絡まったということです。

*観光船キラリン 川口隆栄船長
「(ロープが絡まったときは)船がゴソゴソっていう異音がするのと同時に、多少なりとも震動するので分かった。(乗客は)比較的落ち着いた表情で、逐一説明をしていたので、慌てる方や不安がられる方もいなかったと思う」

観光船を運航するWAVE滑川は、船の点検と、まだ海上にロープが浮いているとみられることからクルージングを当面の間中止し、この船を使用して6日まで予定していたホタルイカ海上観光も中止することにしました。

富山テレビ
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