アメリカ軍の北部訓練場でオランダ軍の海兵隊が訓練に参加していた事について玉城知事は「さらなる基地負担になりかねない」と懸念を示しました。
アメリカ軍は先月北部訓練場でオランダ軍の海兵隊と合同で訓練を行ったと公式動画サイトに投稿しました。
訓練は３月１０日から２４日の間に実施され「アメリカ軍と連合軍がジャングルでの作戦に備えるためのもの」と説明しています。
一方、沖縄防衛局は訓練について「承知していない」としています。玉城知事は１日、「情報共有されておらず新たな基地負担になりかねない」と懸念を示しました。
▽玉城デニー知事：
「あまりにも米軍の活動についての情報共有がなされていない。沖縄県からするとそういう外国軍の軍隊が米軍と一緒に県内で訓練を行う活動を行うという事は基地の負担軽減とは全く違う方向だと」
２０１６年の国会答弁で政府は「アメリカ以外の外国の軍隊や軍人が訓練目的で在日米軍施設を使用するという事は認められない」とする一方「いかなる態様であっても禁じられているものではなく個々の事案に即して判断されるべき」との見解を示しています。
