秋田市で年金支払いに関係する事務処理に漏れがあり、一部市民の市民税や県民税に変更が生じることが分かった。

 秋田市によると、日本年金機構から報告を受けた年金支払額の入力漏れがあった。該当するのは2020~2022年度までの197件。担当者が2024年度の市民税や県民税を決定する業務の中で、過去の書類に担当者のサインがないことに気付き、発覚した。

 これにより、年金の支払額に基づいて決まる3年分の市・県民税に変更が生じる。

 増額されるのは10件・計24万9000円余り。減額されるのは3件・計7万8000円余り。増額分のうち2020年度の2件・約9万円は、変更の期限を過ぎているため徴収できない。残る184件は、税額に影響がなかった。

 秋田市は、5月1日に職員が税額に変更が生じる市民を訪問した上で、今後の手続きを進めることにしている。

秋田テレビ
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