２８日の松江に続いて、鳥取にも「桜の便り」が届きました。
鳥取地方気象台は、２９日午後、桜の開花を宣言。
多くの地点で最高気温が２０度を超え、春本番の陽気に桜の開花も進んだようです。
杉谷紡生記者：
「鳥取の標本木ですが、きのうまでは１輪も花が開いていませんでしたが、きょうの暖かい陽気もあり、現在５輪の花が開きました」
２９日午後３時、鳥取市の久松公園。
気象台の調査官が標本木を確認すると…
調査官：
「開花です！」
桜開花の基準となる５～６輪をクリア。
平年と同じで、去年より１０日遅い開花宣言です。
鳥取の最高気温は４月下旬並みの２１．１度。
ぽかぽか陽気に誘われて、２８日の松江に続いて、鳥取にも桜の便りが届きました。
山陰各地の桜の名所でも開花が進んでいます。
嶋村采音アナウンサー：
「雲南市の斐伊川沿いの桜の名所では、パッときれいに咲いているところもあるのですが、全体を見ると、まだ１分から２分咲きというところで、見ごろはもう少し先という印象です」
雲南市木次町の斐伊川堤防沿い約２キロにわたって並ぶ８００本の桜。
快晴に恵まれ、太陽をたっぷり浴びたつぼみがほころんでいました。
ここの桜は、２０２４は前年より５日遅く開花。
４月２日ごろに見ごろを迎えそうです。
お花見に来た人：
「ちょっと咲いていて安心しました。屋台も桜も見えて良かったです」
雲南市観光協会・須山美穂さん：
「雪が降ったり、寒くなったりして、今度は咲かないぞというのでヤキモキした部分はありますが、５分咲きまで一気に開花が進むということで、週末はたくさんの皆さんに来ていただきたいです」
ソメイヨシノよりも早く開花したしだれ桜は…
嶋村采音アナウンサー：
「こちらは樹齢約３００年のしだれ桜です。このように見上げると、まるで桜のカーテンのようです。今は６．７分咲きということですが、このぽかぽか陽気で、今週末見ごろを迎えそうです」
雲南市加茂町の「段部のしだれ桜」。
青空と桜のピンク色のコントラストが映えています。
訪れた人：
「すごく大きくてびっくりしました。早いかなと思っていたのですが、きれいに咲いていて、来て良かったです。しかも天気も良くて良かった」
夜にはライトアップした桜も楽しめるということです。
こちらも見頃を迎えています。
枝いっぱいに花を咲かせているのは、樹齢約７００年、浜田市三隅町の「大平桜」です。
山桜と彼岸桜の特徴を併せ持ち、国の天然記念物に指定されています。
滋賀から訪れた人：
「６０年前に三隅に住んでいました。６０年ぶりに見ましたが感動しました」
４月５日ごろまでは楽しめるということです。
各地で桜の開花が進んだ２９日の山陰地方。
４月中旬から５月中旬並みの暖かさになりました。
最高気温２１．９℃を記録した米子。
桜の名所・湊山公園でも、数輪の花が確認できました。
３０日、３１日もおおむね晴れる見込みで、いよいよ桜の季節到来となりそうです。
