恋乃葉の頂きマッスルです。
広島出身の塚本恋乃葉さんがトップス広島に加盟するスポーツチームを取材しています。
今回も日本の実業団ソフトテニス界の最強チーム、NTT西日本ブルーグランツです。
精鋭3人の技を身をもって感じてきました。

NTT西日本ブルーグランツは、実業団のソフトテニスチームによる日本最高峰の団体戦、STリーグを13連覇中。
さらに去年のアジア大会では4人が日本代表として出場し、見事金メダルを獲得しています。
ソフトテニス界、世界最強プレーヤーの上松選手に挑戦するため、さらなる高みを目指し、猛特訓、スタートです。

まずは丸中選手の得意技を学び、上松選手攻略の糸口を探します。

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
「彼はもう日本屈指というか、世界屈指のカットサーブの使い手なんで。もう返せたら大拍手ですね」「どんなサーブだど思います?」「カットカーブ?ボールが。死ぬ?」「ふふふふふ」「あの大坂なおみでも『ワオッ』って言って空振りするんで」

まずはテニス経験者の私が、世界屈指のカットサーブを体験!

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
<丸中選手カットサーブ>
<河野アナサーブ避ける>
「手も足も出ない」
<丸中選手カットサーブ>
「あ、さわった。さわった。全然バウンドしないですね」

ボールを切るようにして強烈なスピンをかけるカットサーブ。
丸中選手のサーブは特に弾みません。

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
「まあヒントを与えると、こっちに曲がってくるんで。こっち側。こっちに曲がってくる」「えーそうでした?」「右利きはこっちに曲がってくるので。だからこの辺にこの辺に、低く」「低く、低く」

次は恋乃葉さんがカットサーブにチャレンジ!

<丸中選手カットサーブ>
「ええ!」<恋乃葉さん空振り>
<丸中選手カットサーブ>
「土下座するくらい」
<恋乃葉さん空振り>
「ええ!難しい」「ちょっと今バウンド見ました?バウンドしてもここぐらいでしたよね」「そうです、そうです」「もう、どうしたらいいの?」「掬い上げる感じです。
はい、掬い上げる」

<丸中選手カットサーブ>
<恋乃葉さん空振り>
「いやいやいやいやいやいや、あれ当たんないな。
当たんないな」
<丸中選手カットサーブ>
<恋乃葉さん空振り>
「えっ、曲がる!分かるのになんで取れない」「これを上松選手も駆使してくるので、これを返せないと」「いやもう絶対取るって決めてたのに、全然取れないです」「本当に高校生の時からずっとカットサーブでやってる選手なんで。カットサーブ?命」「頂きました!ナイスサーブでした」

続いては、内本キャプテンの卓越した技術を見せてもらいましょう。
何やらコートに見慣れないものが置かれましたが?

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
「(内本主将は)ボールのスピードがそんなにトップ選手の中でも早い方じゃないんですけど、このコントロールで相手のスキをみつけて、そこに細かく通していく技術が、日本一なんですよね。もう日本で一位のコントロール。ミスターコントロール」「名づけたんですか?」「もうミスターコントロールで、あだ名なんで」「名付けましたね、この顔は。1週間前から考えてましたね」

それでは、ミスターコントロール!内本キャプテンのボールコントロールを見せてもらいましょう。

<的を通過>
ナイスコントロール!的の中を通らなくても、かすめるようなショットばかりです。
最後はスーパー稲妻サーブを繰り出すビッグサーバー!本倉選手です。

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
「今度は上からの、オーバーサーブを。サーブが速い。まあチーム1とは言わないですね。
もう日本でトップ5。2位ぐらいの速さの」「2位?」「2位!」「2位ですか?」「日本で2位の速さの本倉選手から初速がね、コートの性質にもよるんですけど、160~170キロ位はあると思います。大谷のストレートより早いんじゃないですか?」「えー!」

まずは私が、稲妻サーブを体験します。

<本倉選手オーバーサーブ>
【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
「ひゃー!今、体あの?ひゃー、ひえー。ナイス、サー。あの、怖いです」「怖いですか?」「怖いです。スピードも」「顔も怖いですよね?」「ワイルドですけど、確かに…」「今ちょっと引いちゃったんで、怖くて」「はい」「逆にちょっとこう、少し前に。引いたら、もう絶対返せない、前に」

監督からのアドバイスを活かせるか?続いて恋乃葉さん!

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
<本倉選手オーバーサーブ>
<恋乃葉さんリターン>
「えーーー!」「おーーー!」「あーもうこれ、カット、カット。企画にならない。
企画にならない。返されちゃったから。じゃあ今からです」「一本目?」「いやいや、とりましたよ、とりましたよ。ちょっと。まぐれじゃないところ見せよう!」

<本倉選手オーバーサーブ>
<恋乃葉さんリターン>
「おー、すごい。いやいや、すごい」

本倉選手、渾身のサーブを、恋乃葉さん、当てるどころか、見事にラケットでとらえました!

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
「本気でいこう!本気でいこう!健ちゃん」

<本倉選手オーバーサーブ>
<恋乃葉さんリターン>
「うぉーーーー!」「すげえ。これはすごいです。普通は返せないです。速かったでしょ?だって」「しかも当てるだけじゃなくて、ちゃんと振りぬいてますよね」「振ってました。
振ってました。僕が前に出て行ったアドバイスも忠実に守って。アドバイスが良かったのか分かんないですけど…」「そうです」「今自分で誘導しましたよね」「いやでも本当、あれ当たる?当てないですよ」「取られましたね」「はい。簡単に取られました」「いやいやいや、めちゃめちゃ速かったです」「しかも振りかぶって、フルスイングされてるっていうちょっと…あの」「あのサーブが日本で2位なんですよね?」「日本で2位ですね」「(1位が)もしかしてこのチームに?」「そうですね…」「えっ、誰誰誰?」「僕なんですけど」「ええええ?」「監督?」「もう多分、300キロぐらいでるんで」「いやいやいやいや、絶対嘘ですよね?」「本倉よりは僕の方が早いと思います」「今日ちょっと今から打ってもらえませんか?」「ちょっと腰痛めてるしな…うー」「見たいです」「いやー、ちょっと肩も少し痛いしなあ…」「見たいです。お願いします」「やろうか!」

それでは最後に、日本一!のサーブスピードだと言い張る監督との特別マッチです。

【NTT西日本ブルーグランツ 堀 晃大監督・塚本 恋乃葉さん・河野アナ】
「いくぞ、塚本」「はーい」

<堀 晃大 監督サーブ>
<恋乃葉さんフォアハンド>
「とったー。とったー」
<堀 晃大 監督サーブ>
「おおおおお!」「はやーい」「ええええ!まじかぁ」「くっそう」
<堀 晃大 監督サーブ>
「難しい」
<堀 晃大 監督サーブ>
<恋乃葉さん空振り>
「よっしゃー」「見えない」「こんなに触られるとは。本倉のサーブで『キャー』ってなって、僕のサーブでもっと『キャー』って。
『本倉選手のサーブに速い』ってなる予定だったんですけど、昨日の夜のシミュレーショでは、僕の中の」「本倉選手と比較してどうでしたか?」「え?本当なんですか?本当なんですか?」「え?」「本当に1位なんですか?」「自称」「自称?ははははは。自称かい!」「実は最後の方ずらしてたんですよ。ちょっと」「あ、大人げない」「はははは」「そんなことしてたんですか?」「どうしても空振りとりたくて。ちょっとね…打ち合わせと違うな、ちょっと」

そして次回、ソフトテニス界の世界最強プレーヤー、上松選手がついに登場。
特別ハンデマッチで熱戦を繰り広げます!

テレビ新広島
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