全国的に消防団の担い手不足が課題となっている中、岩手県矢巾町の消防団に岩手医科大学の学生3人が初めて加わりました。

3月29日に矢巾町消防団の辞令を受けたのは、町内の岩手医大で医療や看護を学ぶ学生3人です。

町の消防団では人手不足や高齢化が進み2022年から学生消防団員を募集していて、今回初めて医大生が所属します。

3人は大学で災害医療や救急医療を学ぶサークルに所属していて、防災の最前線で経験を積むため団員となりました。

岩手医科大学医学部3年 瀧澤友理さん
「(将来は)災害時に活躍する医療部隊として活動したい。(消防団に所属し)学生のうちから防災について学んで夢に生かしたい」

矢巾町消防団 谷村謙一団長
「私たちだけがいても消防団が次につながらない。学生団員には大きく期待している」

学生消防団員は今後、消火活動や避難誘導の訓練を積み、火災や災害の現場で活動します。

岩手めんこいテレビ
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