値上げの春です。4月から、食品やトイレットペーパーなど生活に欠かせない商品の多くが値上げします。その数は、およそ2800品目。例えばハム・ソーセージは大手メーカー4社が最大で38%の値上げ。ケチャップやソース、インスタントコーヒーの一部商品も上がります。また、トイレットペーパーやティッシュペーパーも大手製紙会社が10%前後の値上げを発表しました。家計を直撃する値上げ。長野県内のスーパーでは少しでも負担を減らそうと値上げする前の商品などを対象に「まとめ買い」フェアを行っています。
綿半スーパーセンター中野店。4月からの値上げを前にー。
客：
「『値上げ』って聞くだけで嫌。今よりも値上げするとこたえる」
「紙類は必ず使うので、私が節約してもまだまだ無理だし、もうため息しか出ない」
値上げの要因の一つがいわゆる物流の2024年問題。人手不足による物流費や人件費の上昇で企業側は価格に転嫁せざるを得ない状況です。
物価高騰の傾向は今後も続くと予想されます。
こうした中、こちらのスーパーではー。
綿半スーパーセンター中野店・久保田純希さん：
「弊社では、1つよりも2つ以上買ったほうがお得になる取り組みをしています。紙製品は、ストックができる今がすすめです」
まとめ買いすることで1つの商品の価格を安くする取り組みです。例えば、トイレットペーパーは、1袋（12ロール）が498円ですが、2袋以上買うと1袋の価格が478円と20円安くなります。
2年ほど前から始め、その都度、値上げする前の商品などを対象に行っています。
綿半スーパーセンター中野店・久保田純希さん：
「値上げ分をまとめ買いで値下げしてお買い得にしています。4月に値上げする商品も今後、対象になってくると思う」
消費者にも好評です。
客：
「ケチャップとかソースなんかはまとめ買いできる」
「必需品、ストックできるものは安い時に買ってストックする。安いものは歓迎、たくさん買えて少しでも安くなればいい」
こちらのスーパーは、比較的手ごろなプライベートブランドも食品から日用品まで充実しています。
値上げの春。まとめ買いなどと合わせて利用してほしいとしています。
