地球上の様々な事象を観測するレーダー衛星「だいち4号」を載せて、2024年に打ち上げられる予定のH3ロケット・3号機の機体が鹿児島・種子島に到着しました。

29日午前、鹿児島県南種子町の島間港で貨物船から降ろされた大型のコンテナ。積まれているのは、H3ロケット3号機の1段目の機体です。

JAXAによりますと、H3ロケット3号機は、2段目の機体が2023年10月、すでに種子島宇宙センターに搬入されているということです。

H3ロケット3号機は地球を観測する衛星「だいち2号」の後継機の「だいち4号」が搭載される予定です。

「だいち4号」は「だいち2号」の観測幅の4倍となる200kmを観測でき、平時における地殻や地盤変動などの観測頻度が向上されます。

H3ロケット3号機は2024年内に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

また29日は、H3ロケット4号機以降で使用される予定の2段目の機体も陸揚げされました。

これらの機体は29日夜にも、港から約18km離れた種子島宇宙センターに運ばれる予定です。

鹿児島テレビ
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