小林製薬の「紅麹」をめぐる問題。厚生労働省は紅麹原料の供給を受けている食品メーカーなど173社を公表しました。長野県内は6社となっています。厚労省は健康被害の有無などについて報告するよう求めています。

小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを摂取した人から相次いで健康被害が出ている問題。5人の死亡と、93人の入院が確認されています。県内でも1人が入院したということです。

問題を受け、厚生労働省は28日、調査会を開き、小林製薬の紅麹原料の供給を受けている食品メーカーなど173社を公表しました。

県内は6社。

みそメーカーの「竹屋」(諏訪市)、「山高味噌」(茅野市)、「丸井伊藤商店」(茅野市)、「丸昌稲垣」(飯田市)、菓子店の「お茶元胡蝶庵」(安曇野市)、そして、原材料卸の「松下商店」(松本市)です。

このうち、「丸昌稲垣」は供給は受けたものの使用していません。

また「松下商店」は自社では使っておらず、1社に卸していましたがすでに回収済みです。

この他の4社は一部商品で使用していましたが、すでに公表し自主回収を進めています。

健康被害の報告はないということです。

なお、厚労省は173社に対し、「過去3年間に健康被害があったか」などについて、自主点検し4月5日までに報告するよう求めています。

県内では伊那市の酒造会社「仙醸」も一部商品を自主回収していますが、今回の173社には含まれていません。

【長野県内の製造業者で自主回収している商品】
・山高味噌(茅野市)     信州甘口紅麹みそ            
・竹屋(諏訪市)       タケヤみそ「塩ひかえめ紅麹仕立て」   
・仙醸(伊那市)       黒松仙醸どぶろくロゼ          
・丸井伊藤商店(茅野市)   ドブロクおかめ赤            
・お茶元胡蝶庵(安曇野市)
 とろける桜生大福、桜かすてら、桜クッキー100g、平桜クッキー、桜まんじゅう、桜ダコワーズ  

長野放送
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