小林製薬の紅麹(べにこうじ)原料を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、武見厚労相は、消費者や企業からの相談を受け付けるコールセンターを設置する方針を示した。
武見厚労相「国民の皆さまと事業者の方からの問い合わせにお応えするためのコールセンターの準備を現在、進めております」
「紅麹使用製品対策 省庁間連携室」を設け、政府一体で対応する方針を強調した。
この問題は29日午前、国会でも議論され、武見厚労相は、機能性表示食品の制度の見直しについても検討する可能性を示した。
立憲民主党・柚木議員「アベノミクスの規制緩和が、消費者・国民の命や健康に重大な影響を与えた可能性があったと認めた場合には、(機能性表示食品の制度の)見直しを検討すべき」
武見厚労相「原因究明がきちんとできたうえで、規制のあり方について検討すべきということになる」
また武見大臣は、小林製薬から迅速な報告がなかったことは「遺憾だ」と述べたうえで、企業の報告義務違反に対する罰則の規定についても「検討したい」と述べた。