春の人事異動で鹿児島・奄美大島を離れる教職員らを見送ろうと27日夜、鹿児島県奄美市の名瀬港には多くの人が集まり、別れを惜しむ姿が見られました。

「フレー、フレー、」

異動シーズンを迎え、27日夜の名瀬港フェリーターミナルは、転勤で島を離れる教職員を見送ろうと、児童生徒や保護者であふれかえっていました。

港では、学校ごとに異動する教師を囲んでエールを贈り、バンザイをして新天地に送り出しました。

異動で島を離れる教師
「不安もあるが(次の学校でも)自分らしく、この場で学んだことを生かして、やれることをしっかりやっていきたい」
「島の温かい人たちと子どもたちと多くの先生方に支えてもらって、すごく楽しい思いができて、去るときになると悲しい気持ちだが、また新天地で頑張ろうと思う」

見送りに来た生徒
「冗談とかもいいっぱい言ってくれて、いつも笑わせてくれる先生でした。頑張れ、松崎先生!」

名瀬港では2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大防止や荷役作業の安全確保を理由に、岸壁での見送りが禁止されていて、船と岸壁の人をつないだ紙テープで別れを惜しむ姿はなくなりました。

それでも見送りの人たちは、船が出港するまで手を振り続けていました。

鹿児島テレビ
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