３月２７日夜、岩手県花巻市でクマが出没し、住宅の敷地内にある小屋の中に２８日午後６時現在もとどまっています。
周辺ではクマの目撃が相次いでいて警察などが警戒を強めています。
井上智明アナウンサー
「花巻市の住宅の小屋に、きのう夜からクマが立てこもっていると見られます」
２７日午後７時ごろ、花巻市湯口の住宅でこの家の住民から「自宅の敷地内にある農作業小屋にクマがいる」と警察に通報がありました。
住民によりますと、農作業小屋で物音がしたため中をのぞいたところ、体調１ｍ３０ｃｍほどの成獣とみられるクマ１頭がいたということです。
地元の猟友会が２８日朝、捕獲用の箱わなを設置しましたが、クマは２８日午後６時現在も小屋の中にとどまっています。
これまでに人や物への被害は確認されていません。
近所の人
「おっかない、それは怖いですよ正直。だから本当に気を付けてやっている」
この住宅の敷地には２６日もクマが出没していて、約３００ｍ離れた温泉宿の駐車場でも目撃されています。
それぞれのクマが同じ個体かわかっていませんが、警察などが引き続き警戒を強めています。
