3月27日に行われた工事の安全祈願祭。
新しい郡山合同庁舎は「ビッグパレットふくしま」の北側に約81億円をかけて造られる。太陽光発電や空調に地中熱を利用するほか、省エネ性能を高めて消費電力を削減。災害でライフラインが絶たれても「防災拠点」の機能を3日間維持できるよう非常用発電機なども備える。

郡山市の中心部にある現在の合同庁舎は、昭和5年に郡山市役所として建てられた。
それから94年、老朽化が移転の理由。
県中地方振興局の境野浩義次長は「お客様に対してご不便をかけている。所々に段差があったり、冬は非常に寒くて夏は暑かったり」と話す。
また、業務量の増加などで保管する書類が増えたため廊下にもロッカーが並び、狭い印象を受ける。
新庁舎は、面積を現在の庁舎の1.7倍に拡大し、バリアフリーの設計とする。

2年後に役目を終える現在の庁舎は、その後どうなるのか?
市民からは「住民票などの申請ができるようなところが増えるとよい。市役所に行くと時間がかかるので分散させてもらえれば」「建物がしっかりしているから、バイオリンとかトランペットとか音を大きく出すような練習場も良い」「映画館があったら嬉しいなって思う」など様々な声が聞かれた。

福島県は庁舎の活用方法について、郡山市の意向も聞きながら決める予定。

福島テレビ
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