(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在

◆大雨
 あす29日(金)は、朝から雨の降る所が多いでしょう。
 雷を伴い、強く降る所がありそうです。
 太平洋側を中心に、夕方にかけて最大80ミリで、
 その後も、さらに増え、トータルとして100ミリに達する所もありそうです。
 札幌は、午前中が大荒れのピークです。

◆融雪災害
 春の大雨は、災害が起こりやすくなります。
 まだ残雪が深く残る時期で、雪解けも急速に進むため、
 雨水と雪解け水で、地盤が緩み、川が増水しやすくなるからです。
 10センチの雪が解けると、45ミリの雨に相当しますので、
 低地の浸水や、土砂災害、河川の増水に、一層の注意が必要です。

◆暴風
 札幌も含めて、石狩中部、南部、網走地方は、
 暴風警報が発表される可能性が高くなっています。
 予想される最大瞬間風速は30~35メートルで、  
 台風並みの風圧で、
 除雪スコップが飛ばされるほか、飛来物があり、外出は危険を伴いそうです。
 周囲の状況に気を付けて、今のうちに対策をして下さい。

◆黄砂
 あす29日(金)午後から、シーズン初の黄砂飛来となりそうです。
 ピークは30日(土)でしょう。
 車や窓ガラスが汚れるほか、アレルギー症状が出るかもしれません。
 不要不急の外出は、控えるほか、
 部屋の換気は、窓を開けず、フィルターのついた換気扇などが良いでしょう。

北海道文化放送
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