引っ越し需要が高まる前に、岡山市の運送会社で一足早く入社式が行われました。新入社員は2023年より多かったものの、ドライバーの人材不足が懸念される2024年問題は依然として課題となっています。

入社式が行われたのは、岡山市北区の岡山県貨物運送で、関連会社を含む29人の新入社員が式に臨み、配属される部署の代表者12人が緊張した面持ちで辞令を受け取りました。

(新社会人は…)
「責任感を持った行動ができる社会人になりたい」
「自分の個性とこれまでの経験を生かしていきたい」
「挫折もあると思うがそれも強みに変えて頑張る」

ドライバーの時間外労働の管理が4月から厳しくなり、人材不足が懸念される物流業界の2024年問題。岡山県貨物運送ではこの問題を受け、2023年から採用に力を入れてきましたが、2024年の新入社員は23年より10人多いものの、ドライバーとしての採用は3人にとどまっています。

(オカケン 原田和充社長)
「ドライバーの採用は今後の会社の売り上げ数字に関係するので、ドライバーの採用をしっかりとして、2024年問題(に対しては)労働時間をきちんと守って利益の出る会社にしないといけない。やはりネック(となるの)はドライバーの確保」

岡山県貨物運送では、今後もドライバーの募集を積極的に行いたいとしています。

岡山放送
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