バスの運転手がシートベルトを着用せず運転していたことが、FNNビデオポストへの投稿で明らかになった。
運転手がシートベルト“している風”を装う
ビデオポストに投稿された動画を見てみると、運転席の後ろに上着がかかっているため、運転手の姿はほとんど見えない。
この記事の画像(5枚)だが、よく見ると、シートベルトの金具が止められていないことがわかる。
道路交通法では、運転手などにシートベルトの着用を義務付けている。やむを得ない理由がないのに、着用せずに運転するのは法律違反だ。
今回動画を投稿したのは、病院に行くためバスに乗っていたという乗客。
当時の様子について、このようにコメントした。
動画投稿者:
気分が悪くグッタリしていたのですが、運転手さんが貧乏ゆすりをしたり、運転がとても荒く、気づけばシートベルトを小脇に挟み、している風を装っていました。とても怖かったです。
佐賀市交通局は未着用を認める
投稿から一夜明けた3月21日、FNNは佐賀市交通局を取材。動画を見てもらったところ、「市営バスで間違いない」として、運転手のシートベルト未着用を認めた。
その後、市は当該の運転手を特定し、改めて指導したという。
佐賀市交通局のコメント
利用者に不安な思いをさせて大変申し訳ない。シートベルトを適正に着用していない状態で路線を運航したことは、誠に遺憾で重く受け止め、厳正に対処する。
佐賀市では今後、すべての運転手を対象に研修などを行う予定だという。
(「イット!」3月21日放送分より)