世界的に感染が広がっている「はしか」。
「天体観測」などのヒット曲で知られる人気ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」は、3月6日に大阪城ホールで行ったライブの観客が後日、はしかと診断されたことを公式サイトで報告した。

「感染者が近くにいたっていうのを知って、怖いなって」

バンドの公式サイトで報告されたライブ参加者の「はしか」感染。

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(BUMP OF CHICKEN 公式HPより)
後日、麻しん(はしか)と診断された方がいらっしゃった旨の連絡を大阪市より受け、運営側から当該公演にご来場されたお客様に個別に注意喚起のご連絡をさせていただきました。

このライブに参加したという人は、「はしか」の感染者がいたのは隣の客席区分だったと話す。

大阪公演参加者:
感染者はスタンドEやったやないですか。(隣の)Dだったんですよ。実際に近くにいたっていうのを知って、怖いなっていうのは正直ありました。感染力高いって聞いてたんで。

また、観客の感染者を把握した時点で注意喚起を呼びかけたことについては、こう評価した。

大阪公演参加者:
ちゃんと注意喚起してくれるのはありがたかったし、次は広島公演なんですけど、それ以降の対策もすることができるので、いい対応だったかなって思います。

BUMP OF CHICKENは、20日から広島市で開催されるライブでは感染拡大防止策をとるとしている。

(BUMP OF CHICKEN 公式HPより)
3月20日・21日に開催する広島公演以降におきましては、皆様が安心してご来場いただけるように感染拡大防止に向けて対策を講じてまいります。

日本だけでなく、世界的に感染が広がっている「はしか」。ワクチン接種をしていない人は、特に感染リスクが高いといわれ、潜伏期間は最大21日間と長いことが特徴。

感染した恐れがある場合、この潜伏期間をどう過ごせば良いのだろうか。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
(ワクチン接種などで)十分な免疫力が保証できない場合には、感染・発症の可能性を考えて、仕事や学業であっても、なるべく基本的にはリモート等で参加する。他の人との交流を絶って、なるべく自宅で隔離された生活をしていただくということがやっぱり必要かなと思います。

「はしか」にかからないためには、普段から栄養価の高いものを食べ、ワクチンを接種することが重要だとしている。
(「イット!」 3月19日放送より)