埼玉・新座市役所の目の前の閑静な通り。
取材スタッフ:
ガードレールの間に黄色いロープが張られていますね。
ロープが張られている場所をよく見ると、なにかが抜き取られたような痕跡が…。
全国的に多く見かける歩道への車の進入を妨ぐための「車止め」が盗まれたのです。
140mほどの区間で4カ所盗まれる
被害に遭う前の道路を被害後の現場と比べてみると…。
以前あった「車止めのポール」がごっそり抜かれているのが分かります。
実はこの道路沿いでは、同じような被害が…。
取材スタッフ:
あ、ここにも黄色いロープが張られています。
さらに、約50m進むと…
取材スタッフ:
ここの車止めも盗られていますね。
わずか140mほどの区間で4カ所、車止めが何者かによって盗まれたのです。
盗んだポール計80㎏超の大胆犯行…目撃証言は?
現場付近の住民は、不安を感じていました。
現場付近の住民:
車突っ込んできたら、ちょっと怖いなっていうのもあって、スピードを出す人が多いので。
新座市の道路管理課によると、盗難にあった車止めは全て市が管理。
3月11日の午後5時半ごろから翌日の午前7時過ぎ、約13時間半の間に盗まれたとみられています。
今回盗まれた車止めは高さ65cm幅70cm重さ約5kgが13本と、幅2m重さが約16kgが1本の、あわせて14本。総重量は約80kg、全てステンレス製だといいます。
その被害額は、施工費も含めると230万円にのぼるといい、新座市は被害届を提出したということです。
現場付近の住民:
造園業の方とかが入ったりしてるのは見かけたことあるんですけど、夜はそういった作業をすることがないので、おかしいなと思いますけど。
通常、地面に設置しているふたに車止め本体を差し込み、南京錠で施錠して設置していましたが、南京錠ごと盗まれ、現場に破片などは一切残っていなかったといいます。
新座市にある買取業者によると、ステンレス製品1kgあたり140円から160円前後で買い取っているといいます。
売却目当ての盗難なのか?それとも他に目的があったのでしょうか。
新座市は今後、再発防止のためステンレス製ではなく樹脂製のポールにするなどの変更を検討しているということです。
(めざまし8 3月19日放送)