いすゞ自動車は28日、ことしの春闘について、労働組合の要求をすべて受け入れる満額回答をしたと発表した。
基本給を底上げするベースアップ相当分と定期昇給分を合わせて月額1万9000円の引き上げで、2023年に続く満額回答となり、過去最高額。
また、一時金についても、組合の要求である年間6カ月分を受け入れる。
いすゞは満額回答について、変革期における組合員の頑張りに応えることのほか、入社数年目までの若手を中心とした次世代の人材確保などを踏まえたとしていて、賃上げ率に換算すると、若手は最大15%程度上昇するという。
自動車業界では、ホンダが組合の要求に対して満額回答の方針を示している。