衆院政治倫理審査会での審査に、全面公開の形で出席することが決まった自民党の高木前国対委員長は28日、記者団に取材に応じ、公開での出席に応じた理由について「(政倫審は非公開という)原則というようなことで進めていたが、なかなか開催できないということもあるし、説明責任ということならば、やはりオープンの方がいいかなということで判断した」と語った。
公開での出席に応じる決断は今朝だったとし、岸田首相が急きょ政倫審に出席する意向を示したことについては、「びっくりしましたけれど、やはり説明責任とか国会の状況を見ると、オープンでやるべきだなということは思っていた」と語った。
記者団から、高木氏は元々は非公開を希望していたのではないかと問われると、「非公開を希望していたというよりも、原則は傍聴はないわけで、原則でということで進めてきた」と説明した。
公開での出席に応じる決断にあたって、安倍派の幹部で協議したかについては「そういうようなことはしていない。もちろん電話をしたり、こんな状況だねとかいう話はしますけど。別にみんなでどうのこうのというような話ではない」と語った。
政倫審での自身の説明内容については、「これまでも会見をやったり、皆さん方の取材に応じたりしていたので、それと同じような話になるんだろうと思う」と述べた。
高木氏は、6人の出席者のラストバッターとして3月1日午後に政倫審に出席して弁明と質疑に臨む。