21日午前11時前、車に乗っていた2歳くらいの女の子が窓ガラスに首を挟まれ、死亡した。
車が止まっていてあたりには救急車やパトカーが集まり、道も一時規制された。
「窓に首が挟まり抜けない」
現場は東京・練馬区の路上。警視庁によると、この道を車で走っていた30代の母親が子供の異変に気づき、119番通報したと言う。
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「子供が車の窓に首が挟まり抜けない」
通報を受けた救急隊が駆けつけた際、女の子はすでに意識は無く、搬送先の病院で死亡が確認された。
その後の取材で明らかになったのは、発生時の状況。
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当時、車内には母親と女の子の2人しかおらず、女の子は後部座席の右側にいて、このような状態で首を挟まれたとみられている。
ただ、チャイルドシートを使っていたかどうかは、わかっていない。
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現場近くにいた人:
パトカーが2、3台。それに救急車とか消防車もきていた。遠くから見ていても、ドキドキハラハラで怖かったです。
専門家「チャイルドシート使用が重要」
同様の事故は2023年12月、香川県でも起きていた。
この時は2歳の男の子がパワーウィンドーに首を挟まれ、意識不明の重体となった。
これは、パワーウィンドーの危険性を表した実験映像。
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窓ガラスの上に太い大根を乗せ、パワーウィンドーを閉めると真っ二つに。
専門家は、「パワーウィンドーの間に何かが挟まった場合は、安全装置が働く」としつつ、次のように指摘する。
交通事故鑑定人 中島博史さん:
服の裾が窓ガラスのふちとかに触っていて、巻き込み防止機能が働いてしまうと、開かない可能性っていうのはあるにはあります。
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窓ガラスが収納される場所に、服の襟や袖が巻き込まれた場合、窓ガラスが開かなくなる可能性があると言う。
ただ、死亡した女の子が乗っていた車の窓がパワーウィンドーだったかは明らかになっていない。
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専門家は同様の事故を防ぐには「チャイルドシートの使用が重要」としている。
幼い子供を持つ家族は…。
子ども(10カ月)の祖母(50代):
怖いですよね。後ろ確認して閉めないと怖いなと。(運転中は)後部座席にチャイルドシートで泣き叫んでも、後ろ振り向かないで前向いて安全運転するしかないと思う。
警視庁は母親から話を聞くなどして、詳しい経緯を調べる方針。
(「イット!」 5月21日放送より)