認知症の人が道に迷った際に居場所を知らせてくれるシステムを活用して、当事者の早期発見に繋げる模擬訓練が北中城村で行われました。

宜野湾市や西原町などで運用が始まっている見守りシステムは、自動販売機に取り付けられたセンサーが専用のタグを持つ人を感知するもので、認知症の人が道に迷い帰宅できなった時の捜索と早期発見に繋がると期待されています。

北中城村で行われた模擬訓練には、介護福祉施設の職員などが参加し、センサーからの通知を受けてスマートフォンの地図上に表示された地点の周辺を探しました。

参加者は:
「このようなシステムがあるとある程度の場所がわかるので、そこを中心に家族も探したり、地域の方にお願いしたりできるので早く見つけてあげることができると思いました」

北中城村では、認知症の人の生きがいや社会参加の機会を奪うことのない街づくりを目指し、50機のセンサーを村内に設置しようと準備をすすめています。

沖縄テレビ
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