2023年、JR上熊本駅前の歩行者通路の屋根の一部が落下した事故をめぐり、熊本市は、施工業者に約1億5000万円の損害賠償を請求したことを明らかにした。施工業者側は「市の主張は一方的で、対応を検討中」としている。
熊本市は施工業者に損害賠償を請求
2023年7月、JR上熊本駅前の歩行者通路の屋根の一部が落下した事故をめぐり、熊本市はパネル内部に雨水がたまり重量が増えたことや、雨水により接着剤が劣化したことが原因と判断。
この記事の画像(4枚)市は「設計通りの施工ではない」として、工事を請け負った熊本市と菊池市の業者でつくる共同企業体に1月30日付で約1億5000万円の損害賠償を求める通知文を出したということだ。
これに対し、菊池市の施工業者は「熊本市の設計通りに施工した。市の主張はあまりに一方的で、弁護士と今後の対応を検討している」とコメント。
市に反論の文書を提出する予定という。一方、市は新たに別の業者との契約を結ぶ予定で、ことし6月末までに屋根の再設置を行う方針だ。
(テレビ熊本)