タイの最大野党が王室に関する「不敬罪」の改正を政権公約に掲げたことについて、タイの憲法裁判所は違憲とする判決を下した。
タイの最大野党「前進党」は、去年の総選挙で王室批判を禁ずる「不敬罪」の改正を政権公約に掲げていた。
タイの憲法裁判所はきょう、「国王を国家元首とする民主的な政権の転覆を意図している」として違憲と判断し、公約をやめるよう命じた。
前進党は総選挙で若者を中心に支持を拡大して第1党となったが、保守派の強い反発を受けて政権の樹立は実現しなかった。
今後、解党処分やピター前党首の政治活動禁止につながる可能性もある。
(画像:ピタ-前進党前党首 撮影1月24日)