東京都の卵子凍結費用の助成制度について、助成の条件となるオンライン説明会への参加申し込みが6000人を超えたことがわかった。
都の卵子凍結助成制度は、都内在住の健康な18~39歳の女性が対象。指定医療機関で卵子の凍結保存を行う際の費用を、凍結を実施した年度に上限20万円、その翌年度以降、調査に協力すると毎年一律2万円を最大5年間助成する。
助成を受けるには都主催のオンライン説明会への参加が必要で、都によると、説明会は9月29日の初開催以降、今日までに43回開かれ、合わせて6301人が参加を申し込み、実際に3371人(速報値)が参加したことがわかった。
年齢別にみると、20~24歳41人、25~29歳569人、30~34歳2368人、35~39歳3327人でこのうち1125人が助成事業に申し込み、51人が医療行為が終わり実際に助成申請したという。
都は300人程度を助成人数として想定していたが、すでに大きく上回っており、都は「事業への参加を申し込まれた方の希望に確実にこたえられるよう対応を検討していく」としている。